海外経験を得たい!②大学内留学・国際プログラムのメリットと難易度
4年間の大学生活の間に留学に行ったり、海外で働いてみたり、ボランティア活動に取り組んでみたりしたいなと思う人は多いのではないでしょうか。
また、2020年度からは大学受験のセンター試験が大学入学共通テストに変更されるなど、大学生からより一層国際感覚を養うことが求められています。
この記事では、大学が提供する交換留学や国際プログラムにおけるメリットや難しい点をご紹介していきます。
大学受験におすすめ予備校
留学だけじゃない!多様な選択肢がある大学選び!

大学生活の間には、海外と触れ合う機会、時間は十分にあります。
特に交換留学はほとんどの大学が提供しているプログラムです。
しかし、留学以外にも国際感覚を養うチャンスは無限にあります。
まだ受験を控えている方は是非様々な大学の「国際センター」など海外派遣プログラムの案内ページも確認してみましょう。
留学以外のプログラムや、学内での国際交流スペース、イベント、活動などの案内が出ているでしょう。
大学から提供される海外派遣プログラム
大学から提供されている海外派遣系のプログラムで誰もが一番に興味を持つのは「交換留学」ではないでしょうか。
また、他にも海外インターンシップや国際ボランティアのプログラムを提供している大学もあり、今後そういった選択肢を提供できる大学は増えていく事でしょう。
海外派遣系プログラムの詳細は前回の記事をご覧ください。
スーパーグローバル大学とは
実は、2014年から文部科学省は「スーパーグローバル大学」という世界レベルの教育研究と徹底した国際化を進めていくための事業を始めています。
「スーパーグローバル大学」に認定されている大学の中には、全学部の論文において英文での提出が求められたり、1年間の留学が義務づけられているような学校もあります。
また、海外インターンシップや、国際ボランティアのプログラムを提供しているなど、それぞれの大学で魅力的な国際化を進める取り組みが進んできます。
-
スーパーグローバル大学に関する詳細はコチラ
資料請求を侮ってはいませんか?大学受験は”情報戦”です。
高校3年生までに大学の資料請求をしたことがあるという方は全体の過半数以上を占めており、そのうち約8割以上もの方が5校以上まとめて請求しているそうですよ!
★株式会社リクルートのサービスで安心!
★資料請求は基本無料!
★校種やエリアごとにまとめて請求
★送付先の入力だけ、たった1分で完了!
★10月31日まで!最大500円分の図書カードGET!
折角のチャンスをお見逃しなく!
↓ 資料請求希望は下の画像をクリック ↓
大学プログラムのメリット
それでは「海外経験を得たいな」と考えている皆さんが大学のプログラムを検討する際に是非事前に踏まえておきたいメリットをご紹介します。
他の選択肢と比較する際に頭に入れておいてもらえるといいですね。
メリット1:休学しなくても海外に行ける
筆者が考える一番のメリットはこちらです。
半年や1年などの長期間、日本を離れるとなると確実に日本の授業は受けられなくなります。
個別に留学を計画すると、日本にいない間のセメスター分は留年する可能性が非常に高くなります。
他のセメスターで多くの単位が取れる人もいるかもしれませんが、ゼミなど年間を通じて受講が求められる単位の場合はそうはいきませんよね。
その点、大学内のプログラムであれば、留学などでゼミに出席できなくても卒業できるようになります。
メリット2:費用面の負担が少ない
個人で留学先を探すと学費は2重払いになります。
しかし、交換留学であれば学費は所属大学の文だけで賄ってもらえます。
ただし認定留学では学費を2重払いしなければいけないことになるので注意が必要です。
その他のインターンシップや、国際ボランティアにおいても多くの場合は大学から奨学金が出ていることが多いです。
留学むけの奨学金の募集団体は多い!
海外に行くためにはいくら留学先の学費が免除になろうとも他にもお金がかかりますよね。
しかし、今では色んな団体が海外で勉強したいという学生向けに奨学金を提供してくれています。
特に留学向けには奨学金が多いので是非、探してみて下さい。
特に、海外留学支援サイトでは、「日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度(協定派遣)奨学金」を始めとする様々な奨学金が紹介されています。
行き先の国々からも日本人向けに奨学金があったり、大学がある県や地元の自治体からも奨学金制度が募集されていることがありますよ。
-
留学における奨学金に関する詳細はコチラ
認定留学でも意外と学費は安い?!
交換留学の方が学費が掛からないことは変わらないのですが、実は認定留学でも行き先によっては左程学費自体がかからない大学も多いです。
世界的に平均的に見ると実は日本の学費は世界で3番目に高いのです。
一番高いのはアメリカ、2番目がチリになります。なので、それ以外の国に交換留学に行く場合にには実は損している可能性もゼロではありません。
ヨーロッパ圏の国の学費は日本の学費平均の半分以下になるので、実は予算内に収まる人もいるのではないでしょうか。
交換留学は後に説明しますが、ハードルが低くはないので個人で探してみるのも良いかもしれません。
メリット3:親の説得がしやすい
「海外に行きたい!」そういった気持ちを親に話すのに勇気がいる人もいるでしょう。
それは金銭面であったり治安であったりと、反対される理由は様々でしょうけれども、親の説得というのは1つの難所ですよね。
親御さんの方も、海外に子供を一人で一定期間送り出すことが不安ではない人は少ないでしょう。
そんな時、大学のプログラムであると親を説得しやすいです。
①治安的安全面の配慮がされている
大学が提供する海外派遣プログラムでは、外務省が更新している世界各国の治安情報等を元に生徒の安全を確保できる環境かどうか徹底的に調べ派遣先を選定しています。
大学側は、大学のプライドをかけて生徒の安全を確保しなければならないため、情勢が変われば時には派遣期間中でも途中帰国させられることもあります。
そういった点でも大学のプログラムに安心感を覚える保護者は多いでしょう。
②海外に行くために努力したことが明確
大学内のプログラムに参加するためには、交換留学を筆頭に厳しい派遣条件が付いていることが多いです。
在学期間中の成績や、英語資格の点数、派遣志望理由など大学側が海外の大学に派遣して恥ずかしくない学生であるかどうか厳しくチェックされます。
そのため、親御さんも「こんなに努力できるくらい留学したいんだな」と理解を示しやすいでしょう。
③大学プログラムだと応募できる奨学金が多く、もらいやすい
留学になると、大学内外でも様々な奨学金のエントリー先がありますが、その他のプログラムになると奨学金制度はほとんどなくなってしまいます。
しかし、大学内のプログラムになると多くのプログラムで奨学金制度が設けられていたり、特別なプログラムだったり成績が優秀だと奨学金をもらえたりすることが多いです。
金銭面での不安をお持ちの親御さんにも説得材料になりそうですね。
メリット4:就職活動に有利
近年では、海外に行くという経験は珍しい経験ではなくなりつつあります。
以前に紹介した(前の記事)のように、海外経験を得るための選択肢は無限にあります。その中で、「ただ海外に滞在していた」ことで満足する人は就職活動でもその経験はプラスには働きません。
大学のプログラムにおいては、選考が厳しいことも自明のことなので、「留学するために日本にいる間から努力できる優秀な学生なんだな」ということが伝わります。
勿論、大学内のプログラムでも、難易度の幅は出てきていますが、それでも大学内の単位数を確保しつつ在学中に長期の海外滞在経験を経て4年間で卒業することに一定の評価は得られるでしょう。
大学内プログラムは選考が難しい?!

先ほどからお伝えしているように、「大学プログラムを通じて」海外に長期間滞在することは簡単ではありません。
特に交換留学は厳しい選考を潜り抜けなければいけません。
大学から推薦されて行ける人物かどうか厳しくチェックされます!
しかし、厳しい選考を乗り越える分、その後に得られるものが大きいことも間違いないでしょう。
海外派遣プログラムで見られる主な審査項目
- 学業成績
- 最低限の英語資格、スコアがあるか。
- 英語の面接に合格できるか。
- 留学が認められる人間性を持ち合わせているか
・在学中の平均GPAは必要点数取得できているか。
・エントリーに必要な単位は取得できているか。単位の取得の計画は半年以上前に行わなければなりませんね。
・各希望のプログラムにおいては必要な英語資格やスコアを求められます。
注意したいのは、プログラムや派遣先によって必要となる資格や試験が異なってきます。
申込期限までに自分の成績を正規の形で提出できるように余裕を持って準備する必要があります。
・これは一人ではなかなか練習できない項目になるかもしれません。
しかし大学にはきっと勉強したいという学生の面接練習に付き合ってくれる先生は沢山います。
どうしても先生が見つからない場合は留学生の友達に頼るのもいいでしょう。
・学部の教授などに推薦状を書いてもらう必要がある場合があります。
日頃の授業態度や、素行悪いとそれだけで派遣してもらえなくなってしまいます。
派遣先の大学や団体、関わる人たちに迷惑を掛けずに、派遣期間を過ごせる人間性のチェックも行われます。
おすすめ英語教材
全ての準備を効率的に進めることも海外派遣への第一歩です。 スタディサプリは受験勉強から、留学に向けた英語の勉強まで2,178円(税込)から始められる教材です。 今なら14日間お試しいただけます!
\無料の資料請求で図書カードゲット!/
まとめ

いかがでしたでしょうか。
興味がないと思っている人も近年では益々国際化が進み、将来外国の人と一緒に働く機会もきっと訪れるでしょう。
将来、「留学しておけばよかった」と思わないように、少しでも早く情報を得ておくに越したことはありません。
留学を検討すると壮大でかなり綿密に計画しないといけませんが、勿論春休みや夏休みだけを利用した1~2か月のプログラムも沢山ありますので、そこからチャレンジしてみてもいいでしょう。
皆さんにとって一番いい方法を考えてみて下さいね。