海外経験を得たい!③交換留学と認定留学の違いとは?
大学に入ってから「留学してみたいな」と思っていた人たちにとって、理想的な選択肢は交換留学になる人が多いでしょう。
しかし、いざ交換留学を検討し始めるとその難易度に絶望的になる人も多いのが現実です。
成績だけはなく、TOEFLのテストも高い点数が求められ厳しい振るいにかけられてしまいます。
しかし、最近では「大学プログラム」として、4年間で大学を卒業しながら留学できる「認定留学」というプログラムが広がっているのでメリットとデメリット、注意点をご紹介します。
大学受験におすすめ予備校
認定留学とは?

認定留学とは、交換留学で指定されている協定校以外の大学へ留学ができる制度です。
政府は、2020年までに日本人の海外留学者数を12万人に増加させる目標を掲げています。
2017年度までに海外留学した日本人学生は既に全国で10万人を超えました。
残り2万人もの学生を海外留学に送り出す為に、国を挙げて奨学金や情報提供などの施策が拡大しているのです。
大学側も留学する人を増やしたい!
そんな中でスーパーグローバル大学など、国の施策としてより国際化に革新的な取り組みをする大学には莫大な補助金が出るようになっています。
そこで大学側も「留学している学生の数」を増やせるように様々な海外派遣プログラムを拡大しており、その1つとして認定留学が今拡大しているのです。
資料請求を侮ってはいませんか?大学受験は”情報戦”です。
高校3年生までに大学の資料請求をしたことがあるという方は全体の過半数以上を占めており、そのうち約8割以上もの方が5校以上まとめて請求しているそうですよ!
★株式会社リクルートのサービスで安心!
★資料請求は基本無料!
★校種やエリアごとにまとめて請求
★送付先の入力だけ、たった1分で完了!
★9月28日まで!最大500円分の図書カードGET!
折角のチャンスをお見逃しなく!
↓ 資料請求希望は下の画像をクリック ↓
認定留学のメリット
それでは、学生の立場からする認定留学のメリットをご紹介します。
これまで海外で授業を受けて、勉強しなきゃ!と思っていた学生にとっての選択肢は「交換留学」に限られていました。
しかし、交換留学では選考倍率の高さや協定校の少なさに実現可能性が感じられない人もいたかもしれません。
ここでは重に交換留学を目指す学生にとって、認定留学の特徴がお伝えできればと思います。
協定大学でなくても留学できる
認定留学では、自分が行きたい大学を自分で探してくることができます。
交換留学において留学できる大学は「自分の大学が協定を結んでいる学校」に限られています。
それは大学側として、派遣先に一定の質を保つためでもあるのですが、同時に、大学自身の質を保つためにも派遣される学生は厳しく選考され、募集定員も限定されているのです。
認定留学の制度がある大学だと選択肢を圧倒的に広げる事ができます。
単位を認定してもらえる
また、認定留学の大きなメリットの1つは留学先の大学で取得できた単位を日本の大学の単位として認めてもらうことができるという制度です。
外国の大学で授業を履修して単位を取れたという事実は「しっかり留学先でも勉強を努力できた」証明にもなるので非常に評価されることになるでしょう。
4年で卒業できる
海外での経験を得たいと考える人を悩ませる大きなポイントは「4年間で大学を卒業できるだろうか」という点だと思います。
学外のプログラムを利用する場合で授業がある期間に留学しようとすると休学することになり、卒業が遅れてしまいます。
その点において認定留学だと、日本の大学に在籍しながら留学に行く事ができるので非常に大きなメリットになります。
エントリーできる大学数も無限
学内の交換留学の選考ではエントリーできる大学の数にも制限があります。
しかし、認定留学のエントリーは手間はかかるでしょうが、何校でも自由にエントリーできます。
どうしても留学したい人であれば、交換留学の選考と同時並行していくのもいいでしょう。
認定留学のデメリット

認定留学はどうしても留学したい人にはメリットも多いですが、事前によく調べておかないと「こんなはずじゃなかった!」なんて思うこともあります。
しっかり制度の特徴を把握して、かつ自分の大学のルールもしっかり調べていくことをお勧めします。
学費は2重払い
分かりやすいデメリットの1つは学費を①日本の大学の分と②留学先の学費を全て自費で賄わなければいけない点です。
日本の大学には籍を置いているので授業を受けていなくても授業料を支払わなければいけません。
しかし、アメリカ、チリ以外の国は日本よりは学費が安い傾向にありますので、しっかり学費を調べてみると想像している程は負担にならないかもしれません!
特に欧州圏の大学では日本の半分以下の学費で行けることが多いので諦めずに調べてみて下さい。
全て自分で手続きしなければいけない
交換留学との大きな違いは、「自分で手続きしなければいけないことが多い」という点です。
ただ、提出物が増えるというより「いつ何をどこに提出するのか」を自分で管理していかなければならないという点が難しいところになるでしょう。
認定留学を目指す時、まず調べたいこと
認定留学を目指そうと思ったら、まずは各大学の国際センターに行って相談してみましょう。
そこでどのように認定留学を進めていき、大学側にはどのような申請事項があるのか聞いておくといいでしょう。
【聞いておきたい事】- 認定留学をするという申請の出し方
- 履修予定のクラスで日本の大学で単位として認めてもらえるか確認
- 申請できる奨学金制度はないか確認
留学先の質は保証なし
自分で留学先を探すにあたって少し気を付けておきたいのは、教育のレベルや質、どんな生徒が多いのか、また治安において調べられるだけ調べる必要があります。
そのてん協定校であれば大学側が一定の選考基準を満たした大学のみが選ばれているので安心です。
特に、自分で探していると、入りやすさに目が行きがちで治安面は見落としがちになってしまいます。
受講できるクラスが限定されているかも?
残念ながら留学先の大学によっては半年や1年だけの留学生においては受講できるクラスが限定されている場合があります。
特に言語クラスは充実していることが多いですが、専門教科や人気のクラスは受講できなくなっている可能性があるのです。
そのため、留学先側に短期の留学生がどこまで授業を選べるのかしっかり聞いておく必要があります。
\無料の資料請求で図書カードゲット!/
認定留学の注意点
更にここからは、認定留学を利用するに向けて事前に知っておくべきことをお伝えします。
交換留学と難易度は変わらない
交換留学は確かに選考も厳しく、難しいイメージが強いですが、認定留学も求められる英語のレベルは変わりません。
多くの大学では、TOEFL80~,IELTS6.5~程度は求められるでしょう。
このレベルは交換留学からエントリーしても変わりません。
面接や学内選考はありませんが、自分の情報、書類を正確に留学先に提出できないと合格はできません。
勿論全て英語で行われるので、手続きは容易ではないでしょう。
全ての受講クラスが単位認定してもらえるとは限らない!
そしてここからが一番重要です。
認定留学は、度々説明しているように留学先で取得した単位を所属大学の単位でも認めてもらえるメリットがありますが、実は100%単位認定してもらえるかというとそうではないのです!
単位認定してもらえない可能性一覧
- 履修内容が簡単すぎる、レベルに合っていない。
- 所属学部の内容と履修内容が合っていない。
- 移行できる単位数に制限がある。
- 単位としては認めてもらえるけれども、成績表の中で必須科目ではなく「自由選択科目」などに振り分けられる単位であることも多いです。
例えば大学3年生の人が1年生のレベルの超基礎の内容を履修していても「ただの英語の勉強かな?」と思われるでしょう。」
経済学部の人が音楽学部のクラスを勉強していても学部の成績としては認められないかもしれません。
日本の大学で1セメスターに履修できる程度の単位は認めてもらえることが多いでしょうけれども、念のため確認しておくべきでしょう。
留学先の大学だけでも無限に選択肢がある中で、日本の大学側もまだまだ制度を整え切れていない時期かもしれません。
留学する前に履修科目が単位として認めてもらえるか、まだどの科目として認められるのかしっかり聞いておきましょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか。認定留学はメリットも大きいですが、入学申請や帰国後の手続きなど手間がかかる事が多いかもしれませんね。
しかし、に落ちてしまったり、受かる見込みがない人にとってはもう一度留学を目指せるチャンスです。
デメリットや注意点に配慮できればきっと納得して留学を迎えられるでしょう。
まずは、現在在籍中の大学に、認定留学の条件を確認してみましょう!