海外の大学の行き方とは?入学~編入~卒業までの流れ一覧

日本の大学に入学するためには、一般的には入学試験を突破しなければいけません。東京大学が後期試験を廃止し、推薦入試を導入するなど入学の方法は年々変化していますが、一般試験で入学の合否が決まることはいまだ根強いと言えます。

大学入試のレベルを「偏差値」という形で表現し、受験生もその大学の入試レベルを偏差値から判断します。一方で、海外の大学には偏差値という考え方はなく、一般入学試験というものはありません。そのため、入試勉強や予備校のような業界は存在しません(アジア圏にはあります)。

それでは、海外の大学を入学するためにはどのような方法を取ればよいのでしょうか?


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日本とこんなに違う海外の入学方式

日本と海外の入学方式の違い

日本の場合、科目による入学試験が用意され、その試験の成績だけで合否が決まるので学校の成績が悪くても一発逆転できる可能性があります。一方で、海外の大学入学には一般試験というものはなく、そのため偏差値というものが存在しません。

海外の大学に入学する際重要なのは、書類審査です。審査対象になる書類は「願書・エッセイ」「成績証明書」「先生の推薦状」「テストスコア」「財政能力証明書」です。

一番重要なのは「願書・エッセイ」

海外の大学入学で最も重要なのは、大学に提出する願書・エッセイです。

これは、「いかにその大学に入学したいか」、「入学したらどのように大学に貢献できるか」、「自分がどういった人間で、どういった考えを持っているか」を文書にして提出します。

エッセイの種類は2種類あり、「コモンアプリケーション・エッセイ(共通エッセイ)」「サプリメント・エッセイ(補足エッセイ)」があります。

コモンアプリケーション・エッセイ(Common Application Essay)

コモンアプリケーション・エッセイは大学に共通して出されるトピックです。

「あなたが失敗した時、どのようにあなたに影響し何を学びましたか?」や「あなたの生み出したアイデアや信念に対して挑戦したとき、何があなたを行動に移させましたか?また、将来同じ決断を下しますか?」、「あなたにとって完璧な環境を記述し、そこで得られる経験、なぜあなたにとって意義があるのか教えてください」といった一般的な質問が問われます。

複数のトピックが与えられ、その中から自分に最適だと思えるものを選びます。一般的に自分自身についてを記述するものが多く、個性や思想をうまく表現することが求められます。

事実を伝えるだけでなく、人間力をアピールすることが大切です。自分がどういった人間でどういった価値観・どれほどの魅力があるかを伝えることが重要となります。

サプリメント・エッセイ(Supplement Essay)

サプリメント・エッセイは、大学が用意する独自のトピックです。

その内容は大学に関すること「その大学を志望する理由」「大学でどのように貢献していくか」「大学では自分の能力をどのように生かしていくか」といった一般的な質問から、「未来のルームメイトに手紙を書きなさい」や「最も好きな映画はなんですか?」といった一見奇抜ですが、人間性を探るには必要な質問が用意されます。

コモンアプリケーション・エッセイは自己PRで、サプリメント・エッセイは志望動機だと考えればわかりやすいかもしれません。それぞれアピールの方向性が異なるので、上手に表現することが大切です。

学問に対する考え方が違う「成績証明書」を提出させる理由

海外の大学では一発のテストではなく、高校生活全体の成績が重要視されます。その理由として、日ごろからの学業に対する姿勢を見ており、総合的な判断を迫っているからです。

そのため、成績だけでなく高校生活で得た特別な実績も評価されます。

成績証明書は英文である必要があり、評価はGPAという評価単位を使用するのが一般的です。海外留学を視野に入れている場合は、高校の成績は高い水準を維持しておくことが大切です。

スコアが必要なもの

海外には一発で決まる入学試験はありませんが、点数(スコア)を提出しなければいけない物が存在します。

まず一つに、英語能力を測るために「TOEFL」のスコアを提出しなければいけません。大学によっては英検やIELSの結果を採用している所もあります。

また、学力を測るためのテストとして「SAT」と呼ばれる進学適正試験のスコアも必要です。SATは英語と数学の試験で、英語のレベルはTOEFLより難しいので対策が必要です。

数学に関しては高校卒業レベルで、問題によっては中学卒業レベルなので英語さえ正確に訳すことができれば問題なく解くことができます。

海外の大学で無視できない学費の問題

欧米系の海外の大学に進学する場合、その学費や諸経費は日本の大学と比べ高くなります。

アメリカでは、日本の国立大学に当たる州立大学では年間60万円(日本は53万円)で私立は約190万円ほどかかります。

超有名私立大学になると、年間の授業料は300万円を超えるのが一般的です。そのため、大学側は「財政能力証明書」を提出させ親の支払い能力を判定します。

また、奨学金制度を利用するのが一般的で、奨学金を利用できるのかも海外大学に進学できるポイントの一つになります。

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海外の学生生活は日本とどう違う?

海外と日本の学生生活の違いとは?

ここでは日本と海外の大学の違いをご紹介していきます。「海外の大学は卒業が難しい」や「海外の学生はとても勉強している」と言った噂はよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか?

そもそもどのような条件で卒業ができるのでしょうか?また、学生生活はどういう実態なのでしょうか?

海外の大学の実情を詳しくご紹介します。

海外の学生はアルバイトをしない?

日本の学生の場合、大学生アルバイトというのは一般的です。しかし、海外の場合はアルバイトをする学生が少数派です。

その理由としては、海外の大学で進学する学生は富裕層クラスが多く、親から仕送りが貰えるというのが一つあります。

また、例えそうでなくても海外の奨学金制度が充実しています。日本と違い返済義務を負わない給付型の奨学金があったり、利子が付かない奨学金があったりと国が充実した奨学金を用意している場合が大半です。

そのため、学生の本分としての学業を優先する学生が大半です。

海外の大学生は1日何時間勉強する?

日本の大学生は勉強しない、と言われがちですがそれは学部によります。研究や実験が必要な学科、国家資格を見越している学部の場合はその勉強時間は受験期以上という学部も存在します。

この実情は海外の大学でも同じで、勉強する学生とあまりしない学生は学部によって違います。サイエンス系の学部は一日の勉強時間は3時間以上ですが、ビジネス系の学部の場合テスト前だけ勉強したら卒業できた、という話もあるくらいです。

海外の学生はものすごく勉強する、という噂は日本と同じで学部や大学によって違います。

海外の大学を卒業するには?

日本の場合、卒業する場合は卒論(卒業論文)なるものを提出しなければいけません。

しかし、海外の学部レベルの卒業の条件に卒論の提出はありません。単位さえきちんと取得できれば卒業ができます。

そのことから、「海外の大学は卒業が難しい」という噂も一概に真実であるとは言い難いと言えます。

しかし、海外の大学の場合、勉強しないとついていけなくなります。授業に出ずとも単位が取れるといった甘い世界ではありません。

学生の本分は学業であることから、これは当たり前と言えば当たり前であり、大学側が不真面目な学生には厳しいのは至極当たり前な態度です。

海外の大学は理想的?

海外の大学は理想的?

海外の大学と日本の大学での違いとして、海外の大学は「リベラル・アーツ」という考えがあります。

リベラルアーツとは、人文科学・社会科学・自然科学を横断的に学ぶことで学問の基礎・土台を築くという方針です。

海外では専門分野は大学院で学ぶため、学部レベルでは多分野の学問を幅広く学ぶことができます。

日本のように高校生の何もわからない段階で細かな将来設計や目標を立てる必要はなく、より自分の理想・相性にあった分野に進むことができます(日本にもリベラル・アーツの方針を取っている大学は複数校存在します)。

国際基督教大学国際基督教大学を2024年、2025年に受験する受験生向けに、2023年に発表された学部・学科ごとの偏差値情報を見やすくまとめました。ボーダーライン(最低点)や学費(授業料)、入試日程、就職率、就職先などの情報も掲載しています。受験生の方はぜひ参考にしてください。最新の正確な情報は大学公式ホームページでご確認下さい。私立大学の偏差値ランキングはこちら国際基督教大学の詳しい公式情報を知りたい方は「こちら」へ国公私立公式HP略称通信制夜間対応偏差値帯大学群私立大学ICU××67.5~74ー国際基督教大学の願...

海外の大学の良い所・悪い所

海外の大学で学ぶメリットはリベラル・アーツの考えだけではありません。

海外の大学に進学するということは、語学力だけでなくグローバル感覚を身に着けることができます。客観的に日本を観察することができ、世界中の人と接触する足掛かりとなります。

また、海外でしか学べない最先端分野もあったり学士を2つ取れる大学もあります。

一方で悪い点として、学費が高いこと、英語環境から逃げられないこと、日本の国家資格の条件を満たせない場合があることが挙げられます。

メリット・デメリットを考慮して、海外大学に進学するかどうかを検討しましょう。

欧米以外の海外大学事情

上記の大学紹介は欧米系の大学についてご紹介しました。しかし、大学は世界中に存在しています。

中国の受験事情は日本以上の受験競争となっており、一発の入学試験で人生が決まります。そのため、不正やトラブルは後を絶たず、カンニンググッズが開発されるなど社会問題となっています。

また、お隣韓国の大学入試も苛烈を極めており、一流大学に進学できない学生は一流企業への就職の道が断たれるため、海外の大学に進学する傾向にあります。そのため、東南アジアの各国には韓国人の学生がたくさん留学しています。

フィリピンの大学では年間約10万~30万円ほどの授業料(私立)という破格の安さで運営されています。大学のランキングは決して低いわけではなく、世界大学ランキングでも日本の国立大学、MARCH以上の大学が点在しています。

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海外の大学に上手に入学するには?

海外の大学に上手に入学する方法とは?

海外の大学に入学する方法は何種類か存在しますが、いずれにせよ成績が優秀であり英語能力が問われます。

留学だけであれば、日本の大学に進学して交換留学という方法もあります。ただし、大学内留学には選考があり、希望通りの大学・学部に留学できる保証はありません。

どうしても自分の行きたい大学や学部がある、と言った場合や高校卒業したらそのまま海外の大学に進学したい、という場合は留学エージェントを利用する場合が大半です。

編入という裏技であり王道の入学方法

海外の大学に進学することは、手続きの煩わしさや言語の問題、学業成績の問題でハードルが高いものと見られています。

確かにすべてを自力で行うのは難しく、英語能力が低くても留学したい場合はなかなかの試練です。

そういった問題を一手に引き受けてくれるのが留学エージェントです。留学エージェントは海外の手続きを処理してくれるだけでなく、英語の語学学校を用意しているエージェントが多いです。

語学学校で英語能力を上げてから海外の大学に編入させるという形を取るため、英語能力に不安がある場合でも安心して依頼することができます。

大学の交換留学や成績優秀者、英語能力に秀でている学生は直接海外の大学に進学しますが、そうではない学生の裏技にして確実に留学できる方法として一般的になりつつあります。

国際化が加速する昨今、日本の大学だけでなく海外の大学へ留学する人が増えてきました。英語を身に着けるだけでなく、国際感覚や様々な文化を身に着けることでグローバル人材が育成されています。一方で、海外留学の仕方を誤ったり留学制度を理解しておかないと無駄に終わってしまったり、英語も学術も身に着かずに帰国するといったパターンもあるようです。ここでは賢く海外留学するために、どの大学を選べばよいか、海外留学にはどのような留学制度があるのかをご紹介していきます。一括資料請求!海外留学の方法は2種類ある海外の大...

海外の大学の行き方まとめ

海外の大学の入学方法、学生生活をご紹介していきました。入試方法や学生生活は日本と比べずいぶん違う所もあれば似ている点もあります。

グローバル化が進む昨今、海外の大学に目を向ける学生も年々増加しています。

日本の大学だけが進学先ではありません。世界中に大学はあり自分の理想とする大学があるかもしれません。

人生で1度か2度しか入学しないからこそ、大学選びは慎重に行いたいものです。一度海外の大学にも目を向けてみるのはいかがでしょうか?

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