大学受験の夏休みの過ごし方!学年によって勉強計画が違う?
【夏休み】
受験生にとっては一番重要な時期と言われ、「夏を制するものが受験を制する」「受験の天王山」などと言われます。
「そんなことわかっとるわ!」って受験生の誰もがツッコミを入れそうですが、
いざ、机に向かってみると「どうやって勉強すればいいのか?」わからない方も多いのではないでしょうか?
ましてや高校1年生と高校生2年生、そして高校3年生では勉強の仕方や目的も変わります。
ということで、今回は夏休みの過ごし方・勉強の仕方についてまとめてみました。
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基本は復習の時間に費やす
夏休みは最低でも256時間勉強しなければならないです。(時間の理由は後半にまとめてあるので、最後に確認しておいてください。)
この時間をどれだけ有効に勉強するかで、高校3年生では残り半年の受験勉強計画、高校2年生や1年生では大学受験への目標が決まっていきます。
学校の授業が進行しない=追いつくチャンス!
夏休みは学校の授業が進行しないため、苦手教科や単元を確実に復習するチャンスになります。
ここで復習をし、遅れを取り戻すことができれば、大学受験に対する攻略の幅もかなり広がることでしょう。
そのやった結果は夏休み後半~夏休み明けにある全統模試を受験することで夏休みに過ごした結果を確認することができるでしょう。
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みんなはどこで勉強している?
では、夏休みはどこで勉強しているのでしょうか?
大きく分けて下記の4ヶ所の環境が一般的ではないでしょうか?
①学校の夏期講習を利用する
進学校のほとんどで行われているのが、学校での夏期講習です。
クラス単位や教科単位の申込制で行われ、事前に決定しているカリキュラムに沿って行われることが多いです。
メリットとしては、無料で受験対策をすることができる、学校という知った環境で勉強できる。
デメリットとして、サボりがちになる、カリキュラム数が少ないため、自分が復習したい箇所の学習ができないことがあります。
②無料自習室(図書館)
地域の図書館や学習センターなどでは、無料で勉強スペースを開放しているところが多く、学生の自習の場としてよく利用されています。
夏休みには開放スペースを増設するところも多いので、学生が集まりやすい夏休みでも利用しやすいでしょう。
メリットは学校の夏期講習と同じく無料で利用できるという点です。
デメリットはそこまで管理体制が強化されておらず勉強する人も受験生だけではないので、周囲の雑談が気になる可能性があること、席を必ず確保できるか保証できない、指導者がいないので自学自習をしっかりとできる人でないと長時間の勉強には不向きであることです。
③有料自習室
近年都心部を中心に活気を帯びているのが、有料自習室です。
月極のことが多いため、夏休みだけ利用する学生さんも多いです。
メリットは無料自習室に比べ管理されているため、席の確保やフリードリンク、インターネットの使用OKなどがあります。
デメリットとしては、やはり指導者がいないので、自学自習をきちんとできる人でないと三日坊主になってしまい、料金が割高になるというところです。
④予備校・塾の夏期講習
ほとんどの大学受験生は予備校・塾の夏期講習に通うことを第一選択にすることでしょう。
自分が目的とするカリキュラムを見つけることができれば、苦手分野を強化することができますし、受験のプロに指導・相談できることも、受験まで半年の3年生にとってみれば力強い味方となってくれるでしょう。
メリットは、カリキュラムが豊富であり、やりたいことを見つけることができる。
デメリットは、夏休み40日間フルにカリキュラム取得すると、高額でとても払える金額ではなくなってしまうことです。
各学年別による勉強方法
夏休みには復習中心の勉強を行う。勉強するヶ所は大きく分けて4箇所です。あとは目的を決めてどんな勉強方法を行うか?ってことになるのですが、目的は学年ごとに少しニュアンスが変わってきます。
ここでは学年ごとの夏休み勉強方法をまとめていきます。
受験生(高3生)の勉強方法
ほとんど受験生は1学期中に全国模試などを学校単位で受験していることでしょう。自分の立ち位置が理解しているという観点から、どの教科のどの単元が苦手或いは得意かを程度理解しているはずです。
志望校が決まっている高3生の方は、兎に角受験科目の苦手分野の復習を強化していきましょう。
苦手分野の学習は得意教科よりも勉強がはかどらないことが多いです。そのため、できるだけ成功体験を積むことと、繰り返し復習しやすいことを考え、薄い参考書を使用し短期間で繰り返し行えるものを選びましょう。
また、ほとんどの進学校は2年終了時若しくは3年開始時には3年間で学習する単元を終了しています。そして受験対策に入っています。もし、あなたの学校が未だ全ての学習単位が終わっていなかった場合、終わっている生徒よりも復習期間が少ないということです。
とはいえ習っていない単元を独学で学んでいくことは難しいです。そのため、進学校の生徒よりも復習する意識を強く持ちましょう。
志望校が決まっていない高3生は得意教科も併せて勉強することが必要です。今後志望校を決めていく際、その時の学力によって決めることもあり、苦手教科をあえて受験科目から外すという選択も出てきてしまうからです。
もしそうなった場合、夏休みの復習がムダになってしまうこともあるため、得意教科の勉強も併せて行うことが必要になります。
高2生の勉強方法
受験まであと1年半ある高2生は、まだまだ受験意識は低いとは思います。とはいえ、256時間の勉強を無駄にしてしまうと高3時の夏休みが大変になってしまいます。
部活動を中心に活動している人も多いので、高2生は来年の夏休みの予行練習を兼ねて学習に挑むようにしましょう。
上で取り上げたとおり、進学校のほとんどは高3のはじめに3年間の学習を終了します。「自分の学校はどうなのか?」「学校での受験対策はあるのか?」など高3生になったときに焦らないように事前対策をしていきましょう。
得意教科を完璧に固めていくことでもいいですし、受験教科に必須の英語や数Ⅰ、現代文などを固めていくことでもいいでしょう。現代文で活字に触れることは推薦入試用の自己推薦書や小論文などにも繋がるのでおすすめです。
高1生の勉強方法
中学を卒業したばかり、高校最初の夏休みとなる高1生ですが、進学校に進んだ生徒さんの中には「ちょっと勉強についていけなくなった」って思っている方もいるのでは?
つまり、大学受験を考えるには、序盤でつまずいた遅れを取り戻すことになるのが高1生の夏休みでもあるんです。
勉強についていけない生徒さんの多くは【勉強の仕方をまだ知らないから】です。
中学までは暗記力である程度対応できますが、高校からは応用力や読解力がとても重要であり、これからの大学入学共通テストもそういった要素を含めたも受験形態に変わります。
応用力や読解力を養うには勉強の仕方を知ることがまず必要ですので、独学で勉強をするのではなく、短期間でもいいので自学自習を学べる予備校・塾に通うことをおすすめします。
「自学自習 予備校」で検索すれば該当する予備校・塾がたくさん出てくるので、一度検索してみてください。
これは、進学校以外の高校から大学受験を目指す方にも共通することですので、おすすめですよ!
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オープンキャンパスに行くべし!
夏休みの過ごし方は単に勉強だけではなく、目的となる大学、気になる大学のオープンキャンパスへ行くことも重要になります。
オープンキャンパスでは入試情報を手に入れることができるので、高3生は必ず参加したいところ。AO入試などではオープンキャンパス参加が出願条件だったりするところもあるので事前にチェックをしていきましょうね。
高2生から行くと受験に有利!?
高3生がオープンキャンパスに参加することで、受験のモチベーションを上げることになりますし、「本当に行きたい大学なのか?」の最終確認をすることができます。
高2生もオープンキャンパスにはできるだけ参加したいところです。イベントによっては高3生限定などもあり、大学の全てを知ることは難しいですが、「大学ってこういうところなんだ!」「学部ではこういうことができるんだ」など大学に興味を持つ意識が強くなります。
結局、大学で何を学ぶか?ということは受験にとって大きな意味合いがありますので、【大学を知る=大学受験の目標設定】と捉え、近隣の大学のオープンキャンパスでもいいので参加してみてください。
予備校・塾の選び方
既に始まっている夏期講習。
夏期講習は普段の通われている塾のカリキュラムとは別設定されることが多いため、講習代として追加料金が発生することになります。
そのため、普段通塾する予備校・塾以外の夏期講習に通う方も多くいます。
そして夏期講習をきっかけに転塾される方も多いです。
「集団授業」「映像授業」「個別授業」
ここでは、どんな方がどんな予備校・塾が合っているのか?まとめました。
中位成績者は集団授業
高校でそれなりの成績を挙げている生徒さんは集団授業がおすすめです。
学校の授業と似ている形態で学習することになりますが、学校よりも受験に特化した授業を受講することができるので、学校とは違う学びを得ることができるでしょう。
授業自体も志望校に合わせてレベル分けされているので、ライバルと切磋琢磨する環境も受験動向を図る上で気持ち的にも優位に働くことでしょう。
進学校ではない高校の中位成績者も進学校との差がどれだけあるのか?を把握するためにも一度体験してみてもよいでしょう。
成績上位者は映像授業
成績上位者=勉強の仕方を知っていると捉えると、自分のペースで学習できる映像授業がおすすめです。
自分の苦手教科や単元を選択し繰り返し受講できるスタイルは集団授業にはないメリットです。
1日の学習計画も自分の意志で計画しやすくおすすめです。
偏差値50以下は個別指導
偏差値50以下=平均以下の学習力と捉えると、勉強の仕方を学べる個別指導がおすすめです。
偏差値が低い方は学習能力が低いということはなく、勉強の仕方や勉強をする環境を得ることができれば大幅な偏差値アップをすることも可能です。
個別指導は講師との距離が近いため、学習するという環境を作り出してくれます。
大学生講師はダメなどとも言われますが、レベルの高い大学生講師は実体験をそのままアドバイスしてくれるので、勉強のコツを知ることができます。
予備校・塾の無料相談は使うべし
予備校・塾の無料体験で雰囲気や授業風景を知ることはもちろんですが、無料受験相談を行っている予備校・塾があるなら是非参加することをおすすめします。
予備校・塾に通うことになればもちろん予備校・塾がフォローしてくれますが、セカンドオピニオンとして色々な予備校・塾の受験相談を受けることで「自分に適している勉強環境」を知ることができます。
ちょっとした自習にアプリを利用
最近はスタディサプリを代表にした「勉強するアプリ」が注目を浴びています。
とはいえ、どうしても自分本位になってしまうため、アプリに頼り過ぎてしまうのはちょっと注意が必要です。
予備校・塾の合間の自習時に、「ちょっとここの単元がわからない」通学の合間の「聞き流し」などにはピッタリだと思います。
月額料金も安いのでおすすめですよ。
学校がない日数=授業をしない時間
一般的には7月の後半~8月いっぱいまでの40日程度、約6週間が夏休みだと思います。
つまり、6週間の間学校の授業がないってことになりますね。
学校があるとき、月~金まで6限授業だとすると、1週間では、
50分 × 6限 × 5日 = 25時間
学校で勉強しているってことになります。
普段の勉強をプラスすると
さらに、学校があるときは毎日2時間は自宅や予備校で勉強しているってことになると、1週間の勉強時間は10時間プラスされ35時間になります。
夏休みを6週間を考えると、学校があれば嫌でも210時間は勉強する環境が整っていたってことになり、もし夏休みに勉強しなければ210時間を大学受験でムダにしたってことになります。
ちなみにですが、学校があるときでもないときでも土日は同じですので、ここまでは土日分の時間は差し引いて考えております。
では、土日分も含めるとどうなるのか?
土日に各4時間ほど勉強していると仮定すると、6週間で48時間プラスされ258時間となります。
最低でもこれだけの勉強を学校では行っていること、夏休みにはこの時間を自学自習しなければならないことを自覚することが必要です。