英語の勉強法が分からない!大学受験対策【④構文の勉強の仕方編】
こんにちは。前回は英文法の勉強方法についてお伝えしましたが、英語を理解出来てきたでしょうか。
今回は更に英語のレベルを上げるに必要な「英語構文」について紹介します。
英語構文というと「文法と何が違うの?」「わざわざ勉強する必要はあるの?」と思う人も多いと思います。
それは当然のことでもあり、実は英語構文と英文法の境目というものはつけにくいものなのです。
しかしより難易度の高い問題に挑戦するためには構文の理解は重要になってきますので、ぜひ、英文法が身についてきたら、構文理解を深めていきましょう!
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構文とは?文法とは何が違うの?

繰り返しになりますが、英語構文と英文法の違いをはっきり把握できていない人は多くいらっしゃると思います。
それは当然の疑問でして、文法と構文の関係は、「文法の延長に構文があり、構文のもとを辿ると文法がある」ようなものなのです。
文法は、英文を作る「ルール」であり、構文はそのルールを使って更に英語の表現を詳細にまで広げていける「構造」のようなものと思ってください。
構文とは
構文を学ぶことは、英文の作り方、構造をパターン化することでもあります。
例えば「talk abou ~」や「how + 形容詞」、「it is that」は、文法のルールによって並んだ単語ですが、構文を学ぶことはその並び順などが頭の中でパターン化されていくようなものです。
構文を学ぶ目的
英語構文を学ぶ目的は「英文の構造を理解する」ことです。
英文の構造が分かると、複雑で長い読むのも億劫な文に取り掛かる手掛かりになります。
受験英語も複雑な長文になっている傾向
特にここ数年は英語の需要の高まりと共に、難関大学になるほど複雑で長い文章が頻出します。
第5文型のSVOC、各1単語程度の4~8文字程度で構成される文章で解けるもの自体が少なくなってきています。
例えば第5文系と言えども、名詞節になっている目的語や、形容詞節や副詞節が入って来ることがほとんどになります。
※この意味が分からない人はまず、品詞と句、節の意味を振り返る必要があります。
このような構造を理解する事が構文を理解することであり、長文を読み解くヒントになります。
「動詞がいっぱい出てくる」「目的語がどれか分からない!」なんてことになっている人は構文をマスターする時期です!
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効率アップ!構文を勉強する際に知っておきたいポイント

英語の構文を勉強する前に意識しておくと効率的に学習できるポイントをまとめてご紹介します。
複雑な分野ではありますが、ポイントを抑えて単語や文節を区切ったり、主語などをマークしていくだけで英語はとても読みやすくなります。
人によって何にマークを付けるのか、どこで文章を区切るのかは違って問題ありません。
自分が分かりやすい区切り方を早く身に着けていきましょう。
参考までに、マークや区切るポイントをまとめてみましたので、頭に入れながらまず文章に書き込んでいってみて下さい。
STEP1:まず主動詞、準動詞を見つけるくせをつける
当たり前のようですが、まずはその文章の中核となる「主動詞」を見つけて下さい。
その文章を訳す際のメインディッシュは「主動詞」になり、他の単語がそれに向かって修飾していくようなものだと思ってください。
そして、もし2つ目の動詞「準動詞」があれば「文の中に文」が出来ているとイメージしてください。
その「準動詞」の主語は何か、どの単語を説明しているのか見極めましょう。
「準動詞」は、不定詞や動名詞のような単純なものから、分詞構文といった複雑なものまでありますよ。
【例】
-
I have a lot of homework to do this weekend.
-
Seeing the pictures, I remembered the family trip.
私は今週末にしなければいけない宿題が沢山あります。
「宿題」を形容している形容詞的用法の不定詞
私はその写真を見て、家族旅行を思い出しました。
「Seeing=When I saw」現在分詞が時間を現す副詞節の分詞構文)
STEP2:that、5W1Hなどの関係詞が出てきたら
thatや5W1Hといった関係詞が文章の中で出てきたら、その後の文章でその関係詞より前の単語を修飾していることがほとんどです。
なので、関係詞の後の単語のどこまでが同じ文節に含まれるのか検討しカッコ≪≫などで囲ってみてください。
すると、どの文節がどの単語を修飾しているのか分かりやすくなるでしょう。
【例】
-
The pencil ≪whose color is purple≫ is mine.
-
The man ≪who run out the shop≫ was my brother.
色が紫の鉛筆が私の鉛筆です。
そのショップから走り出ていったのは私の兄でした。
STEP3:倒置に注意する
英語では逆説的な情報の伝え方、インパクトが残るような強調の表現が多いです。
特に倒置法は日本人ではこんな表現は選ばないので、英語特融の表現として覚えておきたいです。
【例】
-
Never had I thought I would crash my car.
-
Were it not for you, I may have been killed.
まさか車が衝突するなんて思わなかった。
君がいなければ、私は殺されていたかもしれない。
STEP4:省略されるパターンを覚える
一番困るのは省略です。
省略できる場合のルールはあるのですが、なんせ省略されていることに気付きにくいです。
既に何度も登場しているから、文脈から予想できるからといった理由で省略されていきます。
これも念頭に入れておくといつか役に立つときがくるでしょう。
意外と少ない?暗記してもいいかも?
英語構文は、文法がしっかり入っていれば暗記はしなくても一応問題はありません。
自分の中で文法を駆使して、文章の構造を紐解いていき、読んでいく事は勿論可能なのです。
しかし、実は、受験生向けに作られている構文の本に掲載されている構文は、ほとんどが100から150、多くても200程度です。
100や150の構文を丸暗記する事に抵抗が無い人にとっては、覚えてみる方が英語能力のベースアップには役に立つと思います。
また、100覚えると基本的な英語の文の成り立ちの傾向が掴めてくるでしょう。
暗記するなら例文を丸暗記
ここで暗記できる組にご提案ですが、暗記するなら文章を丸ごと暗記することをおすすめします。
また、構文を覚えるための文章は簡単な単語が使われていて短い文を選んでいきましょう。
例えば先ほどの「倒置法」を「否定語+疑問文」と覚えてもいいのですが、「Were it not for you, I may have been killed. 」と英文で覚えた方が自然と訳の仕方も思い出しやすいですよね。
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英語の勉強法が分からない!大学受験対策【④構文の勉強の仕方編】まとめ

いかがでしたしょうか。
やっと文法も身についてきたな、問題集やってみようと思った時にぶつかる壁の多くは構文が分かっていないからかもしれません。
構文を覚えていく事で分からなかったことが解決できる山は間違いなく沢山ありますので、めげずに取り組んで下さいね。
次が最後になりますが、年々レベルが上がってきているリスニング問題における対策をお伝えしていきたいと思っています。
- step1:受験生向け勉強スケジュールの立て方
- step2:単語の覚え方
- step3:英文法の勉強の仕方
- step4:英文構造、英文解釈、構文の勉強法<当記事>
- step5:リスニング対策
どうぞお楽しみに!