【獣医学部の選び方】偏差値や国家資格の合格率で選んでいいの?
「動物医療に興味がある!」「動物が大好き!」という方の主な進路として獣医師が挙げられます。
「医師」である以上、大学の獣医学部で専門的な知識とスキルを身につけるために猛勉強する必要があります。
しかし、獣医学部が設置されている大学はいくつかあるため、どこが自分に適しているのか分からない方もいることでしょう。
そこで、獣医学部の選び方や偏差値、国家資格の合格率について詳しく紹介します。
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獣医師ってどんな職業?

獣医師とは、体調不良や病気を抱えている犬や猫などのペットやその他動物の診察、治療を行う医師です。
獣医師は動物病院やペットサロンにて主に犬や猫、うさぎなど家庭用のペットの治療を行なうイメージが強いですが、それ以外にも馬や牛、豚、鳥など家畜用、その他の全般的な動物を対象としています。
獣医師の仕事は動物の治療と保護がメイン
獣医師の主な仕事内容は、①ヒト以外の動物の治療・診察、②その他胴部関連施設における保護活動や研究の2つとなります。
①に関して、たとえば、ペットとして飼っている犬や猫がケガや病気をしてしまった際、診察や治療、場合によってはオペも行います。
②に関して、動物保護の観点から感染症や各施設における飼育を行います。
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獣医師になるには?
獣医師とはどんな職業なのか、どのような仕事をしているのか分かって頂けたでしょうか。
それでは、実際に獣医師を目指している方のために獣医師になるための方法や国家資格について紹介します。
獣医学部を卒業し国家資格の取得が絶対!
対象が動物であったとしても獣医師も1人の「医師」である以上、実務を行なうためには専門的なスキルと知識が必要不可欠です。
それらを身につけるため、そして獣医師になるためには獣医師国家資格の取得が必須となっています。
しかし、誰でもその国家試験を受験できるというわけではなく、各大学や専門学校における獣医学部・学科を卒業する必要があります。
基本的には各大学・専門学校の獣医学部で6年間学び、「獣医学」過程を修了します。
試験はそれほど難しくないが大学卒業までが非常に大変
獣医師国家試験では、主に獣医学に関する学説的な知識、そして獣医師として実務を行なう際に必要とされるスキルに関して全般的に出題されます。
決して易しい試験ではありませんが、平成29年度の合格率は83.3%となっており、例年80〜85%の受験生が合格しています。
獣医師になるに至って、国家試験に合格すること自体はそれほど難しくありません。
しかし、国家試験の受験資格を満たすために各大学における獣医学部の必要課程を修了することは非常に骨が折れます。
というのも、他学部よりも最低2年多めに在籍することになり、講義、研究、レポート、研修など、普通の大学生よりも多忙な日々を過ごすことになるからです。
獣医師の就職先は動物病院だけではない!
獣医師の大半は街の動物病院や動物専用の医療機関が付属しているペットサロンなどで診察や治療を行っています。
しかし、ご存知無い方もいると思いますが獣医師の就職先は動物病院だけではありません。
たとえば、動物園など、飼育されている動物の健康維持や体調管理、農家において、豚や犬など家畜の衛生管理の指導やアドバイス、また研究所や関連施設において検疫業務や人工授精、また動物保護の活動など行います。
つまり、一つの生き物として存在している以上、動物も人間と同じように健康維持や体調管理が必要となり、獣医師はそのために非常に多岐に渡る業務、活動を行なうのです。
獣医学部の選び方や大学の偏差値

獣医師になるには国家資格が必要であること、また、獣医学部を卒業するには時間とお金がかかる、また、獣医師の活躍の場はたくさんあるということについて分かって頂けたでしょうか。
それでは、実際に獣医師を目指している方のために、獣医学部が設置している大学の選び方の基準について2つ紹介します。
選び方その1:偏差値・入試方法で選ぶ
獣医学部を選ぶ際の基準として、偏差値・入試方法が挙げられます。
同じ獣医学部でも国公立と私立とでは入学試験の方法・レベル、また定員が大きく異るからです。
国公立の場合入学試験においてセンター試験全科目の受験が必須になっていることに加え、全ての科目において最低でも8割以上取ることがどこの大学でも合格ラインとされています。
偏差値の目安は62〜72となっています。
一方、私立の場合、基本的に入学試験は各大学個別の一般試験となり、理数系3科目に面接試験が行われます。
偏差値は国立よりも低く、60前半〜66となっています。
全国の大学における獣医学部の定員は、国公立で400名弱、私立でおよそ600名となっています。
定員数だけで見れば私立の方が比較的入りやすいですが、試験の難易度や対策に必要となる時間もしっかりと考慮した上で判断する必要があります。
選び方その2:学費・研究費で選ぶ
無事に合格したけど学費が払えない、という状況に陥ってしまったら全ての努力が水の泡になってしまいます。
そうならないためにも、在学中にかかる学費や研究費、というのも大学を選ぶ際にしっかりと考慮する必要があります。
各大学によって若干異なりますが、国公立の場合、国からの補助金や免除があるため、学費・研究費は6年間で400万〜600万円が相場となっています。
一方で、私立の場合は補助金や免除が殆どないため、獣医学部の必要課程を修了するためにおよそ1000万〜1300万円必要と言われています。
奨学金を利用する、という方法もありますが、全ての学生が奨学金制度を受ける事ができるというわけではないため、大学選びの際には必要な費用もしっかりと考慮に入れましょう。
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獣医学部の選び方や偏差値、国家資格の合格率

実は、日本国内において獣医学部が設置されている大学は国公立・私立を含めわずか17校(2019年現在)しかありません。
選択肢が限られていることから、志望校選びにそれほど時間がかかることはありません。
しかし、現状の自分のレベルを踏まえた上で、自分にあった入試方法や偏差値、そして卒業のためにかかる学費や研究費等をしっかり考慮した上で大学を選び、将来優秀な獣医師になることを目指しましょう。