工業高校から大学受験は可能?勉強方法や学部の選び方、予備校の有無
高校には様々な種類がありますが、どんなタイプの高校に通おうと大学受験において戦う土俵は高校生皆同じです。
しかし、その過程における志望校の目指し方というのはそれぞれ異なり、工業高校のような特殊な学校に通うことによって少なからず「ハンディキャップ」を抱えてしまうことになります。
それを乗り越え大学受験を突破するにはどうすればよいのでしょうか。
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工業高校ってどんな高校?

工業高校とは、その名の通り工業や各産業分野における専門的知識・スキルの取得を目的とした高校です。
一般的な高校、もしくは普通科とはカリキュラムそのものが大きく異なり、基本的には現代文、社会科目、化学といった一般科目の授業がありません。
もちろん学校によってはそれらの授業を行っているところもありますが、メインとしては将来専門分野へ就職を見越した技術を身につけるための実技授業となります。
卒業後は大学に行かず就職するの!?
現在工業高校に通われている方、もしくはこれから入学する方の多くは、「卒業後は就職が当たり前」という考えを持っている方も少なくないでしょう。
たしかに一般的な高校に比べると就職を選ぶ学生の割合が圧倒的に多く、カリキュラム自体も専門分野への就職を見越したものとなっています。
しかし、今のご時世いくら工業高校であったとしても最終学歴は「高卒」となるため、実際に就職したあと給料や待遇面で大卒の方とのギャップが生じかねません。
そのため、以前よりも「大学進学」という道を選ぶ方も増えてきているのです。
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工業高校生の卒業後の進路、大学進学事情とは?
同じ工業高校に通っているからと言ってそれぞれ持っている目標や卒業後の進路は異なります。
また、進路に関して工業高校に通う学生特有の共通する「悩み」というのも少なからずあります。
今現在実際に工業高校に通われている方の中には卒業後のことについて悩んでいる方もいることでしょう。
そこで、工業高校生の卒業後の進路や大学進学事情について一緒に見ていきましょう。
工業高校生の主な進路・学部
工業高校に通う学生には、一般の高校に通う学生同様に「就職」か「大学進学」という2つの道があります。
しかし、前者を選択する割合の方が圧倒的に高く、高校で学んだことが活かせる自動車・工業系、エンジニア、ものづくり職業界が主な就職先となります。
就職する割合が高いといっても大学進学を選ぶ生徒ももちろんいます。
理工学部や工学部、農学部といった理系学部が主な進路となります。
工業高校に通う学生が抱えている「悩み」
就職する、という選択肢に関してはそれほど問題はなく、各工業高校では職業訓練や就職サポートが充実していています。
しかし、大学進学、という進路を選ぶ場合工業高校生のほぼ全てがぶつかる「壁」があります。
その壁とは、大学入試に必要な学力、知識の不足です。
冒頭でも述べたとおり、一般的な高校、もしくは普通科のカリキュラムは基本的に大学入試を見越したカリキュラムになっていますが、工業高校の場合は一般科目の授業が無い、もしくは少ないため学力がどうしても不十分になってしまいます。
推薦入試やAO入試を利用する、という方法もありますが枠が限られているため学力重視の一般入試を受ける学生の方が多いです。
つまり、工業高校に通っていることによって大学入試に必要な学力、知識が無い、ということが壁であり、進学を考えている学生たちの悩みでもあるのです。
工業高校生が入試を突破するための勉強方法・予備校選び

多くの工業高校生が抱える悩みや大学進学事情について共有できたでしょうか。
それでは、将来大学進学を考えている学生さんで、「絶対に合格したい!」「一般入試で正々堂々戦いたい」という方のために、入試を突破するための勉強方法や対策、予備校選びについて一緒に見ていきましょう。
一般入試は「英語」・「数学」が要になる!
大学の種類、もしくは学部によって異なるため一概には言えませんが、もし、理系学部への進学を一般入試で目指しているのであれば「英語」「数学」この2科目は非常に重要となります。
これらの得点次第で合否が決定すると言っても過言ではありません。
国立であればセンター試験、私立であれば一般入試でこの2科目は必ず受験することになり、他の科目よりもこの2科目の点数がまず見られます。
工業高校の場合、カリキュラムにこの2科目が設置されていることもありますが、その場合においても学校の授業だけでは十分な対策をすることは難しいです。
そのため、自主学習はもちろんのこと、大学進学塾や予備校に通いながら力をつけていくことをおすすめします。
理系学部進学に特化した塾・予備校を選ぶのもアリ!
予備校選びに関して、理系学部へ進学するのであればそれに特化した塾・予備校を選ぶのも大学受験突破にぐっと近づけるための対策です。
都内にある【いであ理系進学塾】や大手の【四谷学院】などが理系進学に強い塾・予備校として有名です。
一般的な塾・予備校の場合でも、理系進学コースのようなカリキュラムが設置されているところがあります。
いずれにしても工業高校生の場合、一般的な高校生と比べてスタート地点が異なり、より多くの知識を身につける必要があるため、ある程度科目を絞って効率的に対策をして行く必要があります。
指定校推薦・AO入試という方法もある
工業高校問わず、どこの高校においても指定校推薦・AO入試という方法がありますが、学力が重視されない入試方法であることから、工業高校生はまずこれらの手段を検討するかと思います。
指定校推薦及びAO入試を利用するのであれば「内申点」が非常に重要になります。
例えば、定期テストの点数や生活態度、課外活動や資格などが内申点に含まれます。
つまり、これらの方法を利用するのであれば、日頃からの努力が必要不可欠なのです。
また、万が一落ちてしまった時のことも考え、最低限の学力は身につけておきましょう。
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万全な対策で志望校合格をめざそう!

工業高校に通っている以上、大学受験、特に一般入試において他の高校生とのギャップやハンディキャップがあるのは確かです。
そのため、人一倍大学入試突破のための勉強や対策に時間を費やすことになります。
しかし、大学受験という同じ土俵で戦っている以上、高校の種類問わず誰もが合格のために苦労を強いられることになります。
そのため、工業高校だから、というレッテルを自らに貼るのではなく、志望校合格ということだけを目指して努力、対策をしていくことが大切なのです。