英語の勉強法が分からない!大学受験対策【⑤リスニングテスト対策編】
近年、益々国際化が進み、より重要視されるようになった英語力。
2020年度の全国共通テストでは、英語は4技能も試されるということで国を挙げて日本人の英語力の底上げが図られています。
特に、日本人はリーディングスキルは比較的高いと言われていますが、リスニング力は世界的に見ても圧倒的に低いです。
逆にリスニング力を上げておくと苦手な人が多い中で有利に働くことは間違いありません。
また、受験英語のリスニングテストはある程度傾向があるのでそれを掴めば案外点数アップは早いものです。
がんばって取り組んでみましょう!
大学受験におすすめ予備校
リスニングの心得

大学入試試験のリスニングテストで点数を上げるために、一番初めに確認しておきたいことがあります。
「リスニング」のテストは「英語のテストの中のリスニング」のテストです。
①英語の総合力が試されるリスニング力
意外と見落としがちなのは、「リスニングテストの点数だけ上げる」ことはほぼ不可能ということです。
リスニングテストは、「英語」のリスニングなのでそもそも英語の読解力がないとリスニングの点数も上がりません。
そのため、ある意味英語の基礎ができるまではリスニング対策は不要というか無駄です!
案外耳が慣れるのは早いので、焦らず英語の基礎固めを徹底し、11月くらいから移動時間に英語を聞き続ければ十分に間に合うでしょう。
資料請求を侮ってはいませんか?大学受験は”情報戦”です。
高校3年生までに大学の資料請求をしたことがあるという方は全体の過半数以上を占めており、そのうち約8割以上もの方が5校以上まとめて請求しているそうですよ!
★株式会社リクルートのサービスで安心!
★資料請求は基本無料!
★校種やエリアごとにまとめて請求
★送付先の入力だけ、たった1分で完了!
★9月28日まで!最大500円分の図書カードGET!
折角のチャンスをお見逃しなく!
↓ 資料請求希望は下の画像をクリック ↓
リスニングテストが解けない原因に目を向ける!
リスニングが苦手な人は漠然と「リスニングが苦手」と片付けてしまっていませんか。
どうして苦手なのか、どうしてこの問題が解けなかったのか、どこまで理解しているのかしっかりと振り返っていきましょう。
問題が恐らく解けなかった理由は以下の3つに集約されるでしょう。
1つの問題においても解けない原因はいくつか該当していると思いますが、解けない原因が分かれば対策は簡単です!
①聞き取れるけど意味が分からない人
文章を全て聞き取れても何を言っているか分からないということは、リスニングの勉強を早く始めすぎてしまった人ですね。
これは、英語力の問題です。さきに英語の基礎を固めましょう。
②単語が聞き取れない人
「単語が聞き取れたら解ける!」という人、「何回同じ場所を聞いても単語が聞き取れない!」と思った人は発音を間違えて覚えている人です。
後にも紹介しますが、アルファベットの1つ1つの発音の特徴を覚え、正しい発音ができるようになりましょう。
はじめは手間なようですが、すぐに慣れるので早めに取り組んでしまいましょう。
③話すスピードについていけない
音を3回~5回聞いてみたら、だんだん何を言っていたのか分かった!という人はスピードについていけていないだけかもしれません。
そんな人は後は英会話のスピードに慣れることが重要です。
スピードに慣れるためにはいろいろな手法がありますが、「音読」と「耳で復習する」勉強法を後で紹介するのでぜひやってみて下さい。
リスニング力を上げるための3STEP勉強方法
英語の基礎力が出来ていると仮定して、リスニングテストの点数を伸ばす為にできる勉強方法を3つのステップをご紹介します。
どれも結果的には英語力全体を底上げするやり方ですのでぜひやってみてくださいね。
STEP1:アルファベット一音ずつの発音から!
まずは正しい発音を「あなた自身が」できるようになりましょう!
分かりやすいものだと「V」や「F」は下唇を噛むとか、「L」と「R」の発音の違いなどですね。
細かい物だと「C」や「T」の発音をマスターしていくとリスニングも聞き取りやすくなりますよ!
自分の発音が正しくなると自然と聞き取れるようになります。
まずは、こちらの動画が非常に分かりやすくアルファベット1文字ずつの発音の特徴を紹介しているので、ぜひ参考にして習得してみてください!
STEP2:暇あらば音読する!
アルファベットの発音を習得して頂いたら、今後は一音一音に注意しながら、聞き取れなかった文章を何度も音読しましょう。
最低10回は繰り返して音読してください。
ただ、読むのではなく発音は勿論英語の意味をイメージしてくださいね。
10回音読するうちに、だんだん日本語訳しなくても英語のままで意味が分かってきます。
この勉強法をつづけると、自然と英語の言い回しに慣れてきます。
STEP3:移動は耳で復習
さて、最後にやっと耳を慣らすトレーニングです!
これは既に問いた問題の音源を通学時間に聞いて復習していくのが効率的です。
わざわざ復習の時間を取ってもいいのですが、案外日々の隙間時間は1年合わせると膨大な時間になりますので有効活用してしまいましょう。
勿論、通学時間中にしっかり復習できれば理想的ですが、聞き流しているだけでも毎日繰り返していると着実に耳が慣れていきます。
\無料の資料請求で図書カードゲット!/
リスニングテストで点数を上げる2つのポイント!!
リスニングテストの点数を上げるために、なるべく早く慣れておきたい2つのポイントがあります。
①全て理解しなくても答えが分かる?問題傾向がカギ!
実はリスニングテストは、他の教科に比べて出題の形がある程度決まっています。
例えば、絵や写真の判断、一問一答、グラフや図の読み取り、複数人の会話と表など複合情報からの判断など多少の違いはあろうとも、ある程度問題の流れが決まっているのです。
それぞれに英語力がなくても選択肢を消去できたり、答えを見つかることができたりするします。
もちろん、それだけで全て答えることはできませんが、知っているだけで消去法が使えるので回答スピードは上がります。
後に、「問題を解くときに知っておくとラク!」になるポイントをご紹介します。
②聞こえてくる単語順に理解することに慣れる!
文法の勉強だけをしていると陥りがちなのが、英語は名詞の後ろに形容副詞が付いてくるなど、日本人の感覚では「後ろから前に後ろから前に訳する」と思う人も多いと思います。
しかし、これからは英語を勉強する上では、日本語訳を記述しなければいけないケースを除いては、歪な日本語になろうとも「出てきた単語から訳して理解していく」ことを意識してみてください。
以下の文章はの訳でイメージを掴んで下さい。
- ・I was too tired to go there.
日本語訳を求められる場合は「私は疲れすぎてそこへ行くことができなかった。」と訳すことになるでしょう。
しかし、リスニングテスト中であれば、「私はとても疲れている、そこにいくことができないくらい。」などとできるだけ出てきた単語順に訳していきましょう。
はじめは解くことに必死だと思いますが、同時通訳していくスピードは回答率を上げるためにも、とても重要になって来ます。
合否を分けるのはどれだけ聞いた英語をその瞬間に理解できるかどうかです。
問題を解くときに知っておくとラク!

それでは先ほどリスニングテストは、「全て理解しなくても答えが分かる?問題傾向がカギ!」であると紹介しましたが、実際にどのような傾向があるのか5つ程まとめてみました。
もちろん例外もありますが、まずはこれらをヒントに解いてみて下さい。
知らなかった人は確実に点数が上がるでしょう。
①5W4Hを聞き取る
リスニングテストで出てくる会話文には多くの「疑問文」が出てきます。
疑問文が聞こえてきたらチャンスです!5W4Hの何で始まったかを捉えられたら、大体返答文章の形は決まってきます。
あまり何を聞かれているか中身が分からなくても、「Where」で始まっていたら「場所」を説明している返答を、「How」で始まっていたら「やり方」か「状況」など、「Why」は「原因」や「理由」を回答している答えを探せばいいのです。
②数字を聞き取る
リスニングテストにおいて数字のひっかけ問題も多いです。
特に10代の数(-teen)と10の倍数(-ty)のひっかけ問題、日程変更の問題などがあります。
(-teen)と(-ty)は紛らわしいですので、ネイティブスピーカーの数字の読み方の雰囲気、音を聞き込んでおくといいですよ。
一度掴めたら左程困らないと思うのでぜひYoutubeをご覧ください。
③聞き取りやすい単語が回答欄に出てきたら注意!
リスニングテストでは、会話のスピードが早くて、内容が全く分からなくても、時々聞き取りやすい単語が混ざっているいことがあります。
そういった場合、その英単語が選択肢に入っていると「意味は分からなかったけど、この単語聞き取ったからこれが正解かもしれない!」なんて思ってしまいがちです。
しかし、聞こえた単語が含まれている回答は、同音異義語になっていたり異なる意味で使われていたりとひっかけ問題になっていることが多いです。
④図表、手紙、チラシは答えが書いてある場所が決まって来る
これは実践問題を解いていけば気付くことが多いかもしれません。
リスニングテストの文章だけではなく図表、手紙、チラシと照合しながら回答する場合、答えが書いてある場所がある程度絞られてきます。
毎回答え合わせをする際に「今回の答えはココに書いてあったな、前回はこっちだったな」という風に意識を向けていくと段々答えが書いてある場所の傾向が分かってきます。
受験生にはおすすめできない勉強法
最後に、受験生にはあまりおすすめできないよく聞く英語の勉強方法をご紹介します。
よく英語に興味を持ったきっかけに「洋楽」や「海外ドラマ」があります。
しかし、受験生がこれらを「受験勉強の教材」としてしまうのはかなり時間の無駄になります。
「洋楽」「海外ドラマ」が受験勉強に向かない理由
理由としては、「洋楽」は「邦楽」を思い出してもらうと分かると思うのですが、詩的で文章が完成していないものが多いのです。
また、比喩が多く英語学習の初心者にはかなりレベルが高いです。
「海外ドラマ」も、「映像+日常会話」なので、文法力を試される文章だけで回答を選ぶ入試試験とはかなり内容はかけ離れています。
また、「洋楽」も「海外ドラマ」も正解がないのです。
勿論、和訳されているものもありますが、それは娯楽として日本人の耳に聞きやすい内容に書き換えられていることも多いので、受験生がそれを教材にしてしまうと大混乱してしまうでしょう。
実用英会話の勉強にはGOOD!
もちろん時間に余裕がある人にはモチベーションにも繋がると思うので試されるのもいいと思います。
特に「海外ドラマ」はまさにリアルな日常英会話が展開されるので、外国人の友人を作りたい人などにはおすすめですね。
ビジネス英会話を勉強したい人は見る動画をビジネス寄りの内容、仕事のシーンが多い映画などを見るといいかもしれません。
英語の勉強法が分からない!【⑤リスニングテスト対策編】まとめ

今回でこの英語の勉強方法シリーズは最後になりますが、いかがでしたでしょうか。
苦手と思う人が多いリスニングですが、英語のリスニングテストは意外とテクニック的な要素も多いかもしれないですね。
英語の基礎の力は必要ですが、早くコツを掴んで周りに差をつけていきましょう。
周囲が苦手なうちに自分だけ得意になれたらきっと合否を分けるポイントにもなるでしょう。
諦めずにとりあえず通学時間に英語のCDを聞き始めてはいかがでしょうか。
受験勉強、苦しいときもあると思いますが、悔いのないようにがんばってください!
- step1:受験生向け勉強スケジュールの立て方
- step2:単語の覚え方
- step3:英文法の勉強の仕方
- step4:英文構造、英文解釈、構文の勉強法
- step5:リスニング対策<当記事>