歴史の勉強はゲームから?楽しく偏差値を上げる裏技とは
歴史科目の成績を上げたいと悩む人がいるなら私はこう言います、「好きこそ物の上手なれ」と。
苦手意識を持つから成績はふるわないのであって、興味さえ持てれば成績は誰でも飛躍的に向上できることを知っているからです。
ここでは私が高校生だった時分、歴史系科目の点数に伸び悩んでいた同級生たちへ実際に教えていた歴史系科目の理解を高める勉強法についてまとめました。
世界史・日本史は暗記科目ではありません、教養です。 数学のように机に向かって勉強する科目ではない歴史分野を、根を詰めて勉強しているのはなぜでしょうか?
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歴史はサブカルで学べ!
あくまで私の持論に過ぎませんが、日本人は根本的にオタクであるのでやはり「推し」を持つことがこれ以上ないほどの歴史理解の導入になります。
幸いにも歴史学習に繋がるメディア媒体は山のようにあるので、仮に「オタク文化」に忌避感があったとしても自分が導入に使えるジャンルを入口としたらいいのです。

どうしてサブカルを使うのか
この記事においては私が実際に使ったジャンルと「教材」を主に紹介するのですが、そもそもなぜサブカルで学習するのでしょうか。
そのジャンルの展開方法によっては、歴史の改悪とも呼べるような歴史修正が行われていることが多々あります。
現代からトリップした主人公が歴史上の人物に成り代わり、性転換した英雄たちにやたらとモテるような物語、同じく性転換された人物を含む英雄たちを使役して戦う物語、正史であればその時代には既に死去したはずの人物が生きていたり、とその改変は多様。
それを正しい歴史だと誤認してしまうのは問題ですが、あくまで導入教材として活用するのはどうでしょう?娯楽で勉強する、最高の勉強法ですよね。
実際サブカルチャーを入口にして研究者の道に進む人も少なくはないです。 まさに「好きこそ物の上手なれ」一度楽しいと思えばそこから先はもはや中毒です。
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どうやってサブカルを活用するの?
いかにサブカルチャーから歴史の勉強をスタートする楽しみを説明したところで、実際どう活用していくのでしょうか。 ここでは活用方法と同時に私の実体験をまとめて紹介します。
ちなみに、サブカルを活用する上で忘れてはいけないのが「あくまで”サブ”カルチャー、副教材」ということです。
利用する「教材」は小説や漫画・ゲームという人を堕落させる魔性ですので飲み込まれてしまったら最後、偏差値を上げるどころか人間としてのランクが下がります。
まさに「みぎて もろはのつるぎ」状態。改にしないと縛りプレイもいいところです。
ステップ1 ジャンルと推しを作る
まずはゲーム・漫画・小説などの幅広いジャンルの中から自分が手を出しやすいものを選択しましょう。1・2次元だけでなく2.5次元というジャンルも今はアツいですね。
ジャンルの選定が済んだら、次にすべきは大体どの分野を勉強したいのかをもとに履修するゲームや本の選別をしましょう。 それが済んだらまずは一度全体をさらってみて「このキャラクター好きかも」と思う子がいたらその子に注視して内容を深く読み込んでみましょう。
俗にいう「沼った」状況になるキャラクターができたら、このステップは終了です。
私の場合だと
これは大学受験で軍事関連の時事問題が出題された時の話になりますが、当時は武器や戦争の歴史には全く興味がありませんでした。
刀と剣の違いすら分からない無学は今でこそ恥ずべきだと思いますが、日常でそのような知識を使う機会は当然ありませんからさもありなん、と思う人もいるかもしれません。
しかし「諸刃の剣」がなぜ使用者を傷つけてしまうのか分からなければ国語の減点に繋がりますし、剣から刀へ変容していった歴史が出題されるかもしれません。 大学受験というものは教養がモノを言う場です。
ともかくそのような状況で難関大の一角を担う志望校の合格を目指すのは片腹痛いと思い立ち、私はお船の名前の女の子たちを集めて戦う某ゲームを始めました。
ステップ2 推しの情報を収集する
好きな人ができると人間はその人についてなんでも知りたいと思うそうで、その心理は俗にいう「沼ったキャラクター」にも適用されます。
推しのキャラクター性から好き嫌いと知っていくにつれ、徐々にキャラクターから元ネタへと興味の対象が広がっていきます。
元となった人物がいるならその人物はどんな人なのか興味を持ちますし、元となるくらいのどんな功績を持つ人物なのか、その功績はどれくらいすごいのかと興味の対象が広がり始めたら、このステップは完了です。
私の場合だと
お船の名前の女の子たちを集めて戦う某ゲームを始めてしばらくして、私には推しのお船ができました。彼女はトリッキーな性能故に、運用にはかなりの愛が試されました。
はっきり言って扱いずらい彼女を上手に運用する方法を模索するにつれて「そもそも揚陸艦って何?」という疑問を抱くようになり、彼女がかなり特殊な船であることを知ってからは彼女の艦歴を調べるようになりました。
ステップ3 推しに関連する情報を収集する
推しに対する知識欲を遺憾なく発揮したら、どうしようもなく出てくるのが元ネタとなった人物の周りを取り巻く環境。 恋人や配偶者、子供、上司・部下がいるならその人物について知りたいと思うかもしれませんし、その人の生きた時代を知りたくなるかもしれません。
「好きな人のことをなんでも知りたい」という人間の心理をうまく使うことが出来れば、「推し」で一つの時代・分野を勉強することができます。
しかもこの「好き」をきっかけに知識を深めると、文系にとっての計算式のように時間の経過とともに忘れてしまうような知識とならず教養として蓄積されます。 ふとした瞬間に思い出される知識の量で、人としての厚みが増しますよ。
私の場合だと
「揚陸艦って何?」というほんの小さな疑問から始まって推しの彼女だけではなく関連した他の船について興味を持ち始めた私は、実装されている船すべてを網羅した年表を作り始めました。
その時点でかなり「ヤバい人」だと思いますが、その後「ゲームで勝つにはリアルな知識が必要ではないか」という正気の沙汰とは思えない考えで夏の終わりには教師に軍事マニアと呼ばれるほどの知識を得ていました。
入試で役立ったかと言われると、まあ時事問題ですので世界史としてはそれなりにという感覚でしたが、国語の現代文では活かせたように思えます。

歴史系の勉強におすすめ「教材」
ここまでサブカルチャーを歴史の勉強に使うことのメリットやデメリット、活用方法について紹介してきましたが、具体的にどのようなジャンルにはどの「教材」がおすすめなのか気になりませんか?
ここでは私の実体験からおすすめする「教材」をいくつか歴史科目・分野で紹介していこうと思います。
あくまでここで紹介するのは私やその友人が利用できたものですので、もっと適切な「教材」があるかもしれません。開拓していく楽しさを見出すと思ってご容赦ください。
ゲームから歴史を勉強するなら
やはり一番歴史の勉強につなげやすいのはゲームだと思います。歴史は国内外に関わらずとても題材としやすいので、史実をもとにした有名タイトルは沢山発売されています。
例えばコーエーの『戦国無双』『三國無双』『信長の野望』などは歴史としても武将を知るにしても傑作と呼べるようなゲームです。 中国史、日本史の勉強をするならこれらのゲームがいいのではないでしょうか。
コーエーのゲームは勉強への導入の容易さから初心者にもお勧めできますが、もう少しレベルをあげるとDW・セガの『Fate/Grand Order』、カプコンの『戦国BASARA』などがあります。 どちらも史実とは異なる点が多々あるので利用する際には注意が必要かと思います。
すぐに歴史の理解に繋がるわけではないですが、一度ハマるとなかなか抜け辛いハイリスクハイリターンの学習ならDMMの展開する擬人化系のゲームがおすすめかと思います。
『刀剣乱舞』『艦隊これくしょん』『お城コレクション』etc.一度モノを擬人化したキャラクターを経て史実に進む必要がありますが、どれも日本史や日本と海外の歴史について学ぶ上では非常に秀逸な導入となるでしょう。
YouTubeから歴史を勉強するなら
YouTubeがどんどん身近になり、様々なジャンルの動画が公開されています。その中には、小難しい歴史をコミカルに面白く紹介しているYoutuberさんもいらっしゃいます。
なので、暇な時、BGM代わりにでも歴史系のYouTubeを流してみるのはどうでしょうか。
聞き流すだけでも効果はありますし、気になるエピソードや面白い話も盛りだくさんで、スキマ時間に楽しみながら歴史を学べます。
書籍から歴史を勉強するなら
書籍を導入とするなら、題材として取り上げやすいことや歴史上に英雄は星のごとく存在しているため、それこそゲーム以上に選ぶのが難航します。
フランス革命について学ぶなら『ベルサイユのばら』が有名ですが『イノサン』もおすすめ。 非常にセンシティブな内容を含みますがかなり史実に則しており、歴史だけではない哲学・心理学的な要素も擁している名作です。
中国史であれば『封神演義』から『キングダム』、『三国志(横山光輝)』の流れで読めば大方の歴史はカバーできます。 この3作品で中国史の大体の流れをつかみ、教科書で修正するだけで三国時代までは勉強できると言っても過言ではないかと思います。
それ以外に、西欧のごく限られた歴史範囲を勉強するための導入としてお勧めしたいのは『黒博物館ゴーストアンドレディ』、デュマの『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』、2019年夏にアニメ化した『ヴィンランド・サガ』がおすすめかと思います。
黒博物館はナイチンゲールとクリミア戦争を、巌窟王はナポレオンの零落から復活までのフランス社会、ヴィンランドサガは11世紀初頭の海賊ヴァイキングについて描いています。
ごく限られた時代を描く作品たちではありますが、どれも一見の価値がありますよ。
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楽しく歴史の偏差値を上げる裏技まとめ
サブカルチャーを活用した歴史の勉強法についてまとめてきましたが、こんなの勉強法ではないと感じる人もいるかと思います。
勿論このやり方こそ正義であるとでもいうように強制したいわけではありません。ただこんな活用法もあるといった可能性に触れてもらえたら十分だと私は思っています。
ただ机に参考書を広げるだけが勉強ではありません。世の中にあふれている「面白いもの」を上手に使うこと、それは受験以外のどんなことでも使えるテクニックです。
「好きこそ物の上手なれ」、楽しみながら勉強して成果が得られるならこれ以上ない僥倖なのではないでしょうか?