センター試験の対策はいつから進めるべき?合格するための勉強法
大学受験では大きな意味をもつセンター試験ですが、その対策はいつ頃から進めるべきか知っていますか?
私立大学の一般入試を受ける場合、センター試験の結果はあまり影響がないので、センター試験の対策より一般入試の対策が先行し、結局どのタイミングでセンター試験の対策に取り組めば良いか分からなくなってしまうことがあります。
今回はそんな風にならないようにセンター試験の対策はいつごろから進めるべきかと、その勉強法について紹介していきます。
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志望校によって変わるセンター試験の対策を始める時期

多くの受験生が全く同じ問題に取り組むことから、センター試験の対策はどの大学を受験するにしても同じものだと考えている人も多いです。しかし、それは大きな間違いです。
どの大学を受験するにしても、センター試験の対策として勉強する内容自体は変わりませんが、目指す大学・受験方法によってセンター試験の対策を始める時期や勉強方法は大きく変わってきます。
まずは、志望校ごとにセンター試験の対策を行う適切な時期について紹介していきます。
志望校が私立大学の場合
私立大学を志望する場合、センター試験の対策方法は2種類になってきます。
私立大学が第一志望で一般入試しか受験しないという受験生は、センター試験の対策に時間を割く必要はありません。私立大学の一般入試ではセンター試験の結果が影響する部分が非常に少なく、センター試験の対策を行うくらいなら各大学の過去問や、大学独自の問題の対策に時間を使った方が良いでしょう。
私立大学が第一志望でも、センター試験利用入試を受験する場合や、国公立大学を併願で受験する受験生の場合はセンター試験の対策を行う必要があります。
特に早慶レベルをセンター試験利用入試で合格しようと思うと、センター試験では東大合格者並みの点数を取らなければいけません。そのためセンター試験の勉強は夏休みが終わったあたりからしっかりと対策していくのが適切でしょう。
いずれにせよ志望校のレベルと、自分がどの試験に比重を置くかを考えて一般入試対策とセンター試験の対策を両立させていく必要があります。
志望校が地方の国公立大学の場合
志望校が地方の国公立大学場合、センター試験の結果を重視する大学が多い傾向にあるため、センター試験の対策は必須となってきます。特に医学部に関しては基準が高く、センター試験で高得点を取る必要があります。
逆に二次試験の問題は難問というよりは標準的な問題が多くなっているので、センター試験を対策することで解けるようになっているものが多いでしょう。
そのためセンター試験の対策を始める時期は夏休みあたりからが適切な時期といえます。また現在高校1,2年生の方は早めに高校の勉強範囲を学び、今からでもセンター試験の対策を少しづつ行っていくことが最も適切です。
志望校が難関国公立大学の場合
東京大学や京都大学をはじめとする旧帝大が第一志望の場合、センター試験の対策と二次試験の対策の切り替えが非常に難しくなってきます。
そもそも難関国公立大学の二次試験は難問が多く各大学ごとの対策が必須になります。しかしセンター試験での足切り基準も比較的高くなっており、二次試験の対策ばかりしているとセンター試験の点数が足りず二次試験を受験すること自体出来なくなってしまいます。
かといってセンター試験の対策試験ばかりしていると二次試験で手も足も出ない状況に陥ります。そのため難関国公立大学を受験する方は、センター試験の対策はいかに効率よく終わらせられるかが大切になってきます。
一番は高校3年生の初めにはセンター試験を乗り切るための基礎力をつけておくことですが、実際のところ厳しいものがあるので難関国公立大学を目指す場合は11月あたりからセンター試験の対策を行うのが良いでしょう。
大手予備校の大学別模試が11月までには開催されるので、その試験を区切りにしてセンター試験の対策に切り替えていくと良いでしょう。おそらくこのレベルの大学を合格する力がある方なら、入念にセンター試験の対策を行わなくても足切りを突破できる点数は取れるはずです。
例外もある
難関国公立大学の中でも東京工業大学などは、センター試験の足切りの基準が極めて低く設定されていたりします。そういった大学を受験する場合にはセンター試験の対策に使う時間をもう少し少なくしても良いでしょう。
自分が受験する大学の傾向を捉えそれに適した対策を行っていくことが重要です。
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センター試験に向けての勉強法

センター試験の対策は志望校によって始める時期が大きく変わってくることは理解していただけましたか?
では、実際にセンター試験の対策とはどのような勉強なのでしょうか?またセンター試験の対策に効果的な勉強方はどのようなものでしょうか?
ここからは具体的にセンター試験の対策とはどのような勉強をするのかと、センター試験に向けて効率の良い勉強方を紹介していきます。
センター試験の対策とはどのような勉強?
センター試験で最も重要になってくる能力が基礎力になってきます。センター試験では難関国公立大学の二次試験で出題されるような難問は極めて少なくなっています。
レベル的には教科書レベルと言われていますが、実際は教科書より少し難しいくらいです。なのでセンター試験に向けてやるべき勉強は基本的に基礎問題を完璧に解けるようにしておくことでしょう。
また二次試験や一般入試とは必要になってくる基礎力が違うので、センター試験の対策を行う場合はその点にも注意して勉強を進めなければいけません。
センター試験に向けて効率の良い勉強法
センター試験の対策を行う上で効率よく得点をアップさせる勉強法があります。
先ほど基礎力の強化が重要と紹介しましたが、センター試験は基礎力に加えセンター試験独特の問題に慣れておく必要があります。そのためある程度基礎力がついたと感じたら、積極的にセンター試験の過去問に挑戦するべきです。
そうすることでセンター試験の問題に慣れ、さらに自分の弱点を見つけ出すことができます。見つけた弱点はその都度補強し、過去問一つ一つを完璧に解答できるように仕上げていくことで、必然的にセンター試験本番でも得点が取れるようになります。
言ってしまえばセンター試験の対策を行う上で一番効果的な参考書は過去問で、過去問から見つけ出した弱点を補強し完璧にすることこそ、他の参考書で勉強するよりも効率よくセンター試験で得点が取れるようになる勉強法です。
センター試験の対策で気を付ける注意点
センター試験の対策を行う上で一番注意して置くべきことは、センター試験のためだけに使う基礎力を付けないことです。
もちろんセンター試験に向けた基礎力も大切ですが、二次試験や一般入試ではセンター試験よりも難易度が高い問題や必要な能力が違う問題も多く出題されます。そのためセンター試験の対策が二次試験や一般入試の対策に繋がっていきません。
思考過程の要求度が高い教科(数学など)に関しては、センター試験の対策を行う上で次の試験につながるように自ら解答までの展開を導き出せるようにしましょう。逆に思考過程の要求度が低く単純知識が必要になってくる教科(社会など)に関しては、センター試験の過去問を中心に勉強していっても問題はないでしょう。
まとめ

今回はセンター試験の対策を始める時期や、その勉強方について紹介してきましたがいかがでしたか?
志望校によってセンター試験の対策を始める時期や、勉強の仕方を変えることでより効率の良い勉強ができ志望校合格が近づくのではないでしょうか?
受験生の皆さんは自分の志望校と受験方法によって、センター試験の対策を考えて効率的で無駄のない受験勉強ができるようにしていきましょう。