大学受験E判定は志望校を下げるべき?下げてはダメな理由と注意点
必死に勉強しているのに模試で志望校の判定がE判定だった場合「志望校落とそうかなー。」と思っている受験生は多いと思います。
しかし、そのように落ち込んでいるときこそ状況を客観的に分析することが大事ですし、落ち込んだ勢いで志望校を簡単に下げてしまうと後々後悔することになるかもしれません。
今回はE判定でも志望校を諦めないほうが良い場合と、そうでない場合を説明したいと思います。
志望校を下げる前に是非このブログを最後まで読んで参考にしてください!!
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そもそもE判定の意味とは?
E判定で落ち込んでいる受験生も実はその判定の意味を理解していない方が多いのではないでしょうか?
まずはE判定のちゃんとした意味を確認しておきましょう。
判定 | 合格率 |
---|---|
A判定 | 80%以上 |
B判定 | 60%~80% |
C判定 | 40%~60% |
D判定 | 20%~40% |
E判定 | 20%以下 |
上の表のようにE判定の合格率は20%となっていますね。
つまり、10人受ければ2人受かる確率なわけなので、努力する余地が十分に残されているということです。
偏差値について分析にした人によると(参考)大体どこの大学でも受験者のレベルの半分はE判定らしいです。
これは驚きですね。ともかく、E判定だったからといって諦めるのはまだ早いということをまずは分かって欲しいです。
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基本的に志望校は下げないほうが良い理由

受験生の立場になって志望校を下げないほうが良い理由を考えました。
・後悔する
・色々と失うものがある
どんどん妥協していく
せっかく今まで志望校へ向けて勉強してきたのに諦めてしまうと、勉強へのモチベーションが落ちてしまう可能性があります。
「どうせ合格してもあの大学じゃなー。」となってしまい、目指していた頃より勉強にあまり身が入らなくなってしまうのです。
結果、どんどん成績が落ち込んでいき志望校もずるずるとレベルが下がってしまうなんていう受験生もいます。
受験は甘くありません。
志望校を下げても、全力で勉強しない限り大学生になれるという保証どこにもないのです。
後悔する
仮に志望校を落としその大学へ行ったとしても、そこで大学が自分に合わなかったり、つまんなかったりした時に、「あー、あの時頑張っていればなー。」と後悔する人もいます。
充実したキャンパスライフを送るためにも、大学受験では落ちても受かっても悔いのない努力をして、ある種の「けじめ」をつけることはその後の人生において大切だと思います。
やり切ったという経験は受験生を一番納得させるものだと思います!
色々と失うものがある
予備校のカリキュラムや模試などでは「~大学合格プログラム」といったような特定の志望校に特化したものがあります。
しかし、その志望校の受験を諦めるとそれらの授業代が無駄になってしまうかもしれません。
それまでサポートしてくれた講師やチューター、親などの期待に沿う形で受験を終えられないのは周りでだけではなく、当事者である受験生が一番申し訳なく辛いことだと思います。
予備校の費用は決して安くはないので、志望校の決断は慎重に決めるべきですね。
E判定でも志望校を下げないほうが良い場合

以下に簡単にまとめました!
・模試のレベルが高かった場合
・浪人してもその大学へ行きたい場合
ひとつずつ解説しますね。
受けた時期が高3の夏あるいはそれ以前の場合
模試を受けた時期が高3の夏の場合はこれからのやり方次第で成績が上がる可能性があるので、まだ、志望校を下げるには早いです!
部活動などをしていて今まで勉強しなかった生徒が夏で頑張って現役合格した話なんかはよくあります。
もし模試の結果で落ち込んでしまっているのなら、気を取り直してまずは模試の結果の分析から丁寧にやっていく必要があります。
E判定ということは裏を返せば成績アップの余地が沢山残されているとも考えられるので、諦めずに頑張りましょう!
そもそも模試のレベルが高い場合
そもそも受けた模試のレベルが高い場合は、当然ですが模試の判定は低くなりがちです。
特に、各大学専門模試なんかは顕著です。
・京大入試実践模試(駿台)
・名大本番レベル模試(東進)
といった感じの実戦形式の模試のこと。
受験者のレベルが高いので良い判定が出ないのは当然のことです。
例を挙げると、志望校が上智大学だとした場合に、東進の難関大本番レベル模試を受けてE判定が出たとしてもおかしくはないのです。
なぜなら、そもそも受けている人が東大や京大などの難関国公立志望の受験者であり、その人達用に問題設定されているから解けなくてもしょうがないのです。
また、そもそも志望校のテスト方式がマーク方式なのに国公立向けの記述模試を受けたりなどのケースも判定が良くない場合が多いと思います。
ここでのポイントは自分の志望校に合ったレベルの模試を受けるという事で、無理にレベルの高い模試をうけるのはモチベーション低下に繋がるので危険だということです。
浪人してでもその志望校へ行きたい場合
なんとしてでも志望校に行きたいという熱い気持ちのある受験生なら、たとえ判定が悪くても諦めずに結果が出るまで志望校を目指して努力すべきだと思います。
仮に、そういった人が親や先生に言われるがままに志望校を下げてしまうと、やりきれなかった後悔が今後その人の人生に残り続けることに成るかもしれません。
志望校への思いが強い受験生は最後まで諦めないことを勧めます!
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E判定でも志望校に合格する人の特徴

以下にE判定でも逆転合格する人の特徴を簡単まとめましたので順に説明します。
・ひたむきに努力できる人
・模試で一喜一憂しない人
勉強法にこだわりがない人
E判定を取っている時点でまず何か勉強法に問題がある場合があると思います。
そういった生徒は塾の講師やチューターからのアドバイスを説教的に吸収して、勉強法を改善する必要があります。
そうした時に、生徒の勉強法にこだわりが強いとなかなか改善することができず、成績が上げなれない場合があります。
意地っ張りに成らずに他人のアドバイスを柔軟に受け入れる素直さが必要ですね!
ひたむきに努力できる人
シンプルにいうと他人より努力できる生徒のことですね。
当然ですが、受験というものは甘くはありません。
E判定をとってしまい焦って勉強して成績を上げようとしても、残念ながらB判定を取ってる人でも不安になって勉強しているというのが現実だと思います。
つまり、E判定から逆転するには他のらいばるい膨大な時間を勉強に捧げなかればならないということです。
それ相応に忍耐力とひたむきに努力する精神が求められます。
模試で一喜一憂しない人
E判定を取ってしまっているのでこれから受けるであろう模試の成績に一喜一憂していては精神が持ちません。
と言っても、受験生が模試の結果で気分が変わることは正直しょうがないと思いますし、河合塾なんかの母集団の多い模試の結果などは信憑性が高い分一喜一憂してしまう可能性が高いです。
しかし、逆転合格をするためには落ち込んでいる暇はありません。
いち早く切り替えて模試のデータを分析し自分弱点に気づき、少しでも点数を上げるための勉強計画を考えることが先決なのです。
感情的にならず、試行錯誤をしてもがき続けた生徒が逆転合格を手にするのです!
素直に他人の意見を取り入れ、たくさん勉強しよう!
志望校を下げたほうが良い場合

残念ながら現実的に志望校を諦めたほうが良い場合もあります。
以下に志望校で迷っている受験生にとっての注意点を二つほど挙げました。
・国立志望で数学と英語が得意な場合
高3夏以降の模試のでE判定だった場合
残酷な話ですが高3の冬とかの模試でE判定だった場合は合格は絶望的だと思います。
それは、この時期になってくると判定が良い受験生も本気で勉強していますので、差を縮めることがとても難しくなってくるからです。
国立志望で数学か英語が得意な場合
センター試験模試の結果などで判定がEだったが英語か国語がそこそこ偏差値が高い場合、大学のブランドを考えるならば国立受験を諦めて、余分に確保できた時間で英語あるいは数学を究め難関私立を狙うのもよいと思います。
慶応義塾大学などは英語、数学などの一科目受験が出来ることもあり、実際に一橋大学を諦めて、慶応義塾大学に合格した人も友達に何人かいましたね。
とは言え、国立受験をあきらめて私立受験にシフトしたとしても厳しい争いになることには変わりはないので決断は早い方が良いですね。
十分な時間がないなら賢い選択をするのも大事!
まとめ

いかがだったでしょうか?
志望校を下げるか下げないかは受験生にとってとても大きな選択だと思います。
浪人をしたくないから志望校を下げるとも賢い選択だと思います。
しかし、志望校を下げた後でも本気になれるかは人それぞれだと思います。
後悔の無い受験をするためにも基本的に志望校は下げないほうが良いと思います。
慎重に決断し、最後までやり切りましょう!