英検が大学受験で優遇される?優遇されるレベルや有効期限の詳細まとめ

突然ですが、今大学受験生にとって本当に必要なものは何だと思いますか?やる気?諦めない心?大学との癒着?
残念ですがどれも違います。今大学受験生に真に必要なものは「英検」です。これ、本当です。reallyです。

バリバリのセンター試験世代の筆者も高校2年生の時に当時の英語教諭に強く勧められ「メイアイカムイン」とだけ書かれたカンペを片手に英検の面接を受けに行ったものです。

現在は英語民間試験の導入などと囁かれているので大学入試でさらに「英検」は重要になってくるでしょう。

今回は優遇される英検のレベルや、英検の有効期限など詳しくお伝えしていきたいと思います。


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英検は大学受験で優遇される?

英検って何の役に立つの?かっこつけるため?という方も多いと思われます。

実際筆者も英検準1級取れたらモテるだろうという不純な動機で受験した一人です。
高校が男子校だったので市立図書館まで準1級の合格証明書を持って行き、老若男女問わず見せびらかしていました。

が、しかし、英検はちゃんと大学受験にも役に立つのです!

数多の大学で、英検取得により「加点」や「得点換算」が行われたり、出願資格に英検取得が定められたり、英検が合否の判定に関わったりしています。

ここからは各大学の英検の優遇の例をご紹介していきます。

英検取得による「加点」

英検の取得により、個別試験の点数などに得点が加算される大学は多くあります。

あと10点あればあの大学に合格していたのに…ろくでなし人生…。となる前に英検を取得しておきましょう。

英検による加点の例

  • 千葉大学文芸学部:英検スコア2300以上(準1級相当)→「外国語」10点加算
  • 東京理科大グローバル方式:英検スコア2300以上(準1級程度)→合計点に20点加点
  • 順天堂大学医学部:英検2級以上→個別試験「英語」に5点加点
  • などなど。1点が合否を決める試験では大変有利にはたらきますね。

    英検の得点換算

    共通テストや学力試験などで、緊張のあまり気絶していたら試験が終わっていたなどということはあるあるです。

    そんなことがあっても英検をもっていれば大丈夫。共通テストが満点換算になるなど、気絶を補って余りある結果に!気絶し放題!ラッキー!

    英検の得点換算の例

  • 宮崎大学工学部:英検2級以上→個別試験「英語」免除、満点換算
  • 九州大学共創学部:英検スコア2300以上(準1級相当)→共通テスト「英語」200点換算
  • 学習院大学:英検スコア2304以上(準1級で)→130点に換算
  • などなど。試験途中で飽きちゃうという方は、英検を取得して試験免除や高得点に換算されていきましょう。

    出願条件に英検を利用

    せっかくAO入試などで大学受験をしようと考えているのに、「おっとあなた、英検を持っていないと出願できませんので…。」などとドレスコードに引っかかっていしまうのは無茶苦茶ムカつきますよね。

    腹を立ててネット掲示板に大学の悪口を書き込む前に英検を取得しておきましょう。

    英検を出願資格とする例

  • 上智大学公募型推薦:出願に英検準1級または2級が必要(学部・学科ごと)
  • 関西大学AO入試:出願に英検準2級~準1級(学部・学科ごと)が必要
  • 東京外国語大学公募推薦:英検スコア2300以上(準1級程度)が必要
  • などなど。英検を取得することで受けられる形式の試験を増やしていきましょう。

    ほかにもAO入試などで、英検を持っていることを履歴書に書くと自分のアピールポイントが増えたり、合否判定の際に参考にされたりもするため、取得しておくのが良いでしょう。

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    優遇される英検の級レベルは?

    英検が大学入試で優遇されると聞いて、早速取りやすい5級の申し込みをしようとしている方、いらっしゃいましたら私のお話をよく聞いてください。

    英検というのは何級でもいいという訳ではなく、入試で優遇されるレベルというのがあるのです。

    結論から言いますと、大学入試で使うためには英検二級以上を取得するのが良いでしょう。

    なんで2級じゃないといけないのかという理由までここではご説明していこうと思います。

    英検の級

    英検には準1級、準2級を含む、1級から5級までの7段階あります。
    1級から3級まではネイティブスピーカーとの対話の試験があり、より高い英語力が問われます。

    以下の表では1級から5級がどの程度のレベルなのかをご紹介していきたいと思います。

    レベル
    1級 大学上級レベル
    準1級 大学中級レベル
    2級 高校卒業レベル
    準2級 高校中級レベル
    3級 中学卒業レベル
    4級 中学中級レベル
    5級 中学初級レベル

    これを見てわかる方には分かると思いますが、大学受験に必要なのは2級以上です。

    大学受験は高校内容がどれくらい定着しているのかを測るものです。そんな場で「俺は中学初級の英語力があるんだぜ!」とアピールしても有利に働くことはほぼなく、点数が加算されることももちろんないでしょう。

    やはり大学受験のためには自分は高校卒業レベルの英語力は持っているぜ!と証明できるような2級以上を取得するのが良いでしょう。

    英検CSEスコア

    各大学の募集要項を読んでいると「CSEスコア2300以上で英語の試験免除」や「CSEスコア1980以上で10点加算」などという様に「CSEスコア」という字をよく目にします。
    これはいったい何なのでしょうか。

    CSEスコアというのは英語4技能のスコアを表したもので、自分がどれほどの英語力を持つのか数値で測るための指標です。
    各級ごとに合格ラインや満点のスコアが固定されています。以下は級ごとの合格・満点スコアの表です。(4技能測られる3級以上)

    合格スコア 満点スコア
    3級 1456 2200
    準2級 1728 2400
    2級 1980 2600
    準1級 2304 3000
    1級 2630 3400

    多くの大学で募集要項に書いていた「2300以上」というのは準1級合格、「1980以上」というのは2級合格とほぼ同義という事ですね。

    また、大学の学部の中には「2級受験かつCSEスコア2150以上で出願可能」ということを書いてある場合もあります。
    これは英検2級の試験をただ合格するだけでなく、ハイスコアで合格しないといけないというなかなか酷な要求です。

    このように英検を入試に用いる大学の間でも要求する級やスコアはまちまちなので注意しましょう。

    どれほどの大学が英検を優遇している?

    調査していくと英検を点数加算・試験免除・出願資格・合否判定の何かしらに利用する大学は389校ありました。

    日本の大学すべてが781校(2020年現在)ですので半分以上の大学が入学試験に英検を利用していることになります

    そのうち2級以上の資格を要求しているのが363校、準1級以上を要求しているのが377校となっています。

    その一方で準2級を要求するのは269校、3級を要求するのは115校ととかなり減ります。

    やはり、2級以上を取得するのが実情的にも無難なように思われます。

    英検の有効期限は?

    花の色が変わっていくように、四季が移ろうように、大学受験で使える英検の有効期限も切れていってしまうものなのです。悲しいことです。

    ここでは英検の資格がどれほどで失効してしまうのかをご紹介していきます。

    英検そのものの有効期限は?

    実は英検そのものには有効期限というのはありません。一度取得してしまえば、半永久的に「英検、もってるぜ、俺。」とふんぞり返って言い続けることができるのです。

    日本英語検定協会が公式に言っているのは「留学のための英検の資格(2級A)」は有効期限が2年間であるという事だけです。

    さきほどあんなに悲しい哉、英検失効と言っていましたが、資格自体が消滅してしまうことはないのです

    まあ、英語は使わないうちに能力はさびていってしまうので(筆者も準1級取得者を名乗っているが、May I come in?しか覚えていない。)定期的に受験して自分の「現在の」英語力を試すのもいいでしょう。

    大学受験での英検の有効期限は?

    しかし、大学受験に関しては「英検は半永久的!!」というルールは通用しません。大学がそれぞれ決める有効期限に従わなくてはならないのです。

    例えば立教大学では、2022年度の一般入試は独自の英語の試験を廃止し、英語資格検定のスコアを利用するそうですが、その有効期限は2年とされています。
    もし、2年を過ぎた英検のスコアを提出してしまったら英語の試験が0点になってしまうかも…。想像するだけで冷や汗がドバドバです。

    ほかにも青山学院大学や法政大学なども2年間を英検の有効期限としています。

    もちろん、有効期限を設定しない大学もありますが、いざ出願!!というときに大学が定める有効期限が切れていては、絶望し、膝から崩れ落ちるほかありません。

    こうなる前に自分が受験した英検の年度・回と大学の英検利用試験の要項をしっかり見比べておくべきでしょう。

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    英検の大学受験での優遇、有効期限まとめ

    ここまで大学受験での英検の優遇や優遇されるレベル、有効期限などにまとめてきましたがいかがだったでしょうか。

    数多くの大学で英検は利用されていたのですね。
    英検をうまく生かして見込める得点を稼いだり、他の教科の勉強に時間を割いたりしていきましょう。

    大学受験で優遇されるレベルは大体2級以上とかなりハードルは高いですが、受かってしまえばこっちのもの。受験で有利になるのはもちろん、一生英語が得意という事を名乗り続けられます。
    死ぬ物狂いで勉強して何とか2級以上の合格を目指しましょう。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

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