勉強に集中できる音楽はどんなもの?選び方やメリット・注意点まで
学生・受験生のみなさん。勉強は捗っていますか?
ところで、みなさんは勉強中に音楽を聴くことはあるでしょうか。
「勉強中に音楽を聴くと学習効率が下がる」という意見は聞いたことがあるかと思います。
また、学校や塾で「勉強中に音楽は聴かないように」「自習室でイヤフォンはしないように」と言われている人も多いかもしれません。
そのような意見を聞くと、勉強中に音楽を聴くのは良くないと思ってしまいますが、聴く音楽や聴く状況に気をつければ、勉強中に音楽を聴くことは悪いことばかりではありません。
今回は、勉強中に音楽を聴くメリット・注意点、音楽の選び方について解説します。
なかなか勉強に集中できない、勉強中にどんな音楽を聴けばよいか迷っているという方はぜひご覧ください。
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勉強中に音楽を聴くのは効率が悪い?
「勉強中に音楽を聴くのは効率が悪い」というのは、多くの人が耳にしたことのある話です。
結論から言うと、音楽は作業効率や集中力においてマイナスに働きます。
それは、無音環境と音楽の流れている環境での作業効率や問題正答率を比較した研究が数多くあり、そのような研究において無音環境の方が望ましいという研究結果が数多く存在するからです。
しかし、このような研究で選ばれている音楽や状況は限定的なものであるため、周囲の状況や個人的な要素によって音楽鑑賞で良い効果が得られる場合も多々あります。
また、塾や学校などで「勉強中はイヤフォンをしないように」と言われるのは、研究結果によるものだけでなく、音楽を聴くことによって自分や周りの発する音(文字を書く音、椅子を引く音、ページをめくる音)に気付きづらくなったり、音漏れをしてしまったりすることで周囲に迷惑がかかってしまうからという理由もあります。
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勉強中に音楽を聞くメリットは?
音楽を聞きながら作業をするのは、効率や集中力へマイナスに働いてしまうと言われていますが、果たして勉強中に音楽を聴くメリットはあるのでしょうか?
メリットとして以下の3つの項目が挙げられます。
やる気を出す助けになる
集中力が多少損なわれることよりも、机に向かうことができない方が問題です。
とにかくやる気を出させて机に向かうようにするというのは学生にとって重要なことです。
「勉強を始めるときに聴く音楽」を決めて、やる気を出すとともに机に向かうことを習慣化するという人も多いようです。
周囲の雑音を遮断できる
塾の自習室や図書館など、もともと静かな場所で勉強するなら問題はありませんが、カフェや放課後の教室など、周囲の雑音が気になる場所で勉強をする機会もあると思います。
音楽は、そのような雑音をシャットアウトすることに役立ちます。
集中力を常に最大値に保つ必要はない
そもそも勉強というのは、最大値の集中力を常に保っていなければならない、というものではありませんし、そのような状態を何時間も続けることはそもそも不可能です。
受験勉強などで一日に何時間も勉強したことのある人ならわかると思いますが、何時間も続けて最高の集中力を保ち続けるよりも、適度に休憩して心身に負担をかけないようにする、集中しながらもリラックスしてバランスの良い精神状態を維持するということの方が重要です。
このような姿勢がなければ、例えば受験勉強で1年近く勉強浸けの生活を送ることなど不可能です。
音楽はこのような良い精神バランスを保つのに役立ちます。
勉強中に音楽を聴くときの注意点
音楽は、うまく利用すれば勉強の助けになりますが、使い方によってはやはりマイナスに働いてしまう可能性があります。
ここでは、勉強中に音楽を聴くときの注意点について解説します。
教科によって音楽鑑賞が適さない場合がある
音楽を聴いていて特に気が散ってしまうのは、考えることが必要な教科やインプットが必要な暗記科目などです。
つまり現代文や英語の読解問題を解くときや、英単語や社会科目などの暗記科目で、頭に入れる段階の勉強をするときは音楽鑑賞には向きません。
一方で、数学のような作業的な教科では、音楽を聴いても大きく効率が落ちることはありません。
また、暗記科目であっても、一度覚えたものを一問一答などで確認するだけのアウトプットの段階では、作業的な部分も大きいため音楽を聴いてもそこまで問題はないでしょう。
音楽のある状態に慣れすぎない
言うまでもなく、本番の試験は無音状態で行われます。「この曲を流したら机に向かう」というように習慣にするのはかまいませんが、音楽がないと机に向かえない・集中できないというような事態は避けなければなりません。
例えば、最初に作業的な勉強(数学など)を音楽を聴きながら行い、集中できてきたところで音楽を止めて英単語や長文の勉強をする、というように音楽がない状況で勉強する時間も意識的に作るようにしましょう。
音量に注意
音量は小さめで聴くようにしましょう。
大きな音で音楽を聴き続けるのは、自身の聴力を弱くするだけでなく音漏れによって周囲を妨害してしまう恐れもあります。
音楽を聴きながらの勉強は効率が悪いというのが定説ではありますが、無音状態と自然音とを比較した場合ならば、自然音が流れている方が学習に適しているという研究結果は存在します。
自然音が流れている状態と比べて、無音状態では緊張感が高まりすぎるのです。
音楽を聴く場合でも、音量を下げて音楽自体に意識が向かないようにすることで、自然音環境に近い効果が得られます。
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勉強に集中できる音楽の選び方
次に、勉強に集中できる音楽の選び方について詳しく解説します。
歌詞のない曲・歌詞の意味がわからない曲を聴く
歌詞のある曲は、特に長文問題や英単語の勉強中に聴くのは厳禁です。
音楽を聴きながら文章を書くような作業をしているとき、歌詞に出てきた単語を思わず書いてしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか。
このように、頭の中に意味が入ってくるような曲は著しく集中を妨げるため避けましょう。
歌詞のないインストゥルメンタルの曲や歌詞の意味がわからない洋楽を選ぶと良いです。
クラシック曲を聴く
クラシック曲にもいろいろありますが、ピアノ曲が特におすすめです。
先ほど説明したように、クラシック曲であっても歌が入っているものは適しませんし、オーケストラによる壮大な交響曲のようなものも音量幅が大きく、途中で驚いてしまうことがあるためあまりおすすめできません。
音量幅の小さい、落ち着いたピアノ曲を選ぶと良いでしょう。
アンビエント曲を聴く
アンビエントとは、「環境音楽」とも呼ばれるジャンルで、全く聴いたことがないという人も多いかもしれません。
「環境音楽」という名の通り、先ほど説明した「自然音が流れている状態」に最も近い音楽ジャンルだと言えます。
この音楽の始まりは従来の音楽鑑賞のスタイル、つまり「オーディオ機器の前に座って音楽を聴く」ことへの否定から始まっているということもあり、音楽自体に積極的に意識を向けさせる音楽ではありません。
勉強中のBGMとしてはこれほど適しているものはないでしょう。
思い入れのありすぎる曲は避ける
勉強中に長時間流す音楽については、あまりに思い入れのありすぎる・好きすぎる曲は適しません。
例えば、演奏したことがある曲、繰り返し聴いたことのあるヒット曲などです。
これは、「歌詞のある曲」と同様に、曲に意識が向いてしまうためです。
勉強に集中できる音楽はどんなもの?|まとめ
勉強中に音楽を聴くことは基本的には効率を下げてしまいますが、流す音楽のジャンルや音楽を聴く状況をうまく選択することで、プラスの効果を得ることも可能です。
しかし、本番の試験は無音状態で行われるため、音楽が流れている状況に慣れすぎないように注意が必要です。
音楽をうまく活用しながら、自分に合った勉強スタイルが見つかると良いですね。