大学入試の集団討論のコツは司会をやる?抑えるべきポイントまとめ
センター試験が廃止され、これまでのペーパーテストが見直されるこの頃…。
大学入試に集団討論を課す大学が徐々に増えてきています。
いや集団討論って!何がポイントやねん!司会はやったほうがええの!?アンタはっきりせんかい!と心の中のリトルおかんが叫んでいるそこの貴方。
今回は大学入試の集団討論で抑えるべきポイントやコツなど紹介していきます。
集団討論の評価ポイントは?

それでは集団討論をする際のコツを…といきたいところですがいったん落ち着いてください。
答案用紙はラブレターなんて言葉もあるように、大学入試は恋愛と同じです。
相手の理想のタイプも知らずに、小手先のコツに頼っても無駄(筆者談)。
そこで、まずは集団討論での評価ポイントを考えてみましょう。
集団討論に話の上手さは必要ない!
単刀直入に言います。
集団討論の評価ポイントは、『学部や社会についての基本的知識』『論理的思考力』、『ディベート力』の3つ!
意外かもしれませんが必ずしも話の上手さはポイントではないのです。
その理由は簡単。
大学はあくまでも研究機関であり、大学入試でほしいのはゼミや授業で協力して研究のできる学生。
話が上手な学生ではないからです。
集団討論の流れ

さて、これで大学入試ちゃんの理想のタイプがわかりましたね。
次は実践編です。
実際の集団討論の流れを確認していきましょう。
集団討論の流れ
集団討論の方法は大学によって様々ですがここでは一般的な流れを紹介します。
①指定されたグループで席に着く
②試験官から討論のテーマが発表される
③自分の考えをまとめる(3分程度)
④討論開始(30分~1時間程度)
⑤まとめと討論の結果報告
上記のような流れで進んでいきます。
大学によっては、③の自分の考えをまとめる時間が与えられないこともあります。
また、討論の課程を重視する大学では⑤の結果報告がない場合もあります。
志望校の大学入試情報をしっかり確認してください。
大学受験におすすめ予備校
集団討論を成功させるためのコツは?

集団討論でいい評価を貰うためのコツはあるのでしょうか?あるなら知っておくに越したことはないですよね?
自分の考えが空回ってグダグダになってしまうのなんてもったいないです!
折角ならいい評価を取りたい!と考えている人に覚えておいてほしい集団討論のコツやポイントについて解説していきます。
・司会をやるのが成功のコツって本当?
「大学入試 集団討論 コツ」等と検索すると必ず出てくるのが「司会を絶対にやる」「何かしらの役割を担う」といった意見。
はっきり言います、役割をやったぐらいで評価が大きく変わる大学入試はありません。
もちろん、学生時代に経験があって司会の自信があるという人は是非ともその力を発揮して下さい。
ですが無理にやって失敗するリスクがあるぐらいならやらなくても大丈夫です。
集団討論で成功する本当のコツ5選
集団討論で成功するために覚えておきたいポイントは5つあります!
全てに関して頭の隅に置いておき、実践できる事をフルに活用しましょう。
全部のコツをやってやろう!と空回るのも危険です。
自分に出来る事を極めましょう。
また、集団討論においていい結果を残したいのであれば、それぞれのコツを使い分けられるように練習しておくのも大切です。
コツ①役割分担、時間配分、テーマの定義を決める
まずは討論を始めるまでの下準備です。これをすることで討論をスムーズに進められます。
・集団討論が始まったらまず司会、書記、タイムキーパーの三役を決めましょう。
前述の通り無理をして立候補する必要はありません。
・次に時間配分を決めましょう。
後述の「テーマのタイプ」にもよるのですが目安としては
①テーマの定義と論点をあげる(10分程度)
②論点について討論(30分程度)
③グループとしての意見まとめ(15分程度)
④結果報告(5分程度)です。
・時間配分が決まったらテーマの定義を決めましょう。
例えば、「ハラスメントの改善策」というテーマが出されたとき、「どの場面のハラスメントか」「誰が取り組む改善策か」など何をポイントにするのかは様々です。
討論に入る前にテーマの何を問題にするのかグループで確認しましょう。
コツ②テーマのタイプを意識する
実は大学入試の集団討論で出されるテーマのほとんどは3タイプに分類されます。
①賛否が分かれるテーマ
「飼うなら犬か猫か」のようなテーマです。
このタイプはグループ全体で1つの回答を導くことを目指しましょう。
必ずしもどちらかに立つ必要はなく折衷案でも良いです(庭があるなら犬、ないなら猫のように)。
②課題解決を目指すテーマ
「猫が可愛すぎて勉強が進まないときの対処法」のようなテーマです。
このタイプはまず問題の原因を討論し、解決策を導く流れで進めましょう。
③答えのないテーマ
「猫はなぜ可愛いのか」のようなテーマです。
このタイプは必ずしも結論が1つにはならないのでグループで議論を深めることに徹しましょう。
この3タイプを意識するだけで格段に討論が進めやすくなります。
コツ③主張するときは「なぜ」を意識する
大学入試ちゃんは論理的な人間がタイプでしたね。
論理的な主張のポイントは「なぜ」を意識することです。
たとえば「猫はそっけないから好き」と主張したいとき、これだけでは論理的とは言えません。
「そっけないとなぜ好きだと感じるのか」を加えることで、
「猫はそっけない→振り向いてもらうために努力する→努力することで愛着がわく→好き」
といったふうに論理が繋がります。
さらなるポイントとして「なぜ」の部分に証拠となる情報源をつけましょう。
○○新聞の記事にあった、程度のもので構いません。
主張にぐっと説得力が増します。
コツ④他の人の意見を否定しない
ディベート力とは相手を打ち負かすことではありません。
むしろ一人でたくさん喋って自分の意見を押し通せば「協調性のない人」「異なる考えを受け入れられない人」と見られてしまいます。
自分と違う意見が出たときはいったん相手の主張を認めたうえで冷静に自分の主張をすることが集団討論成功のコツです。
コツ⑤出題されそうなテーマや社会の問題にアンテナをはっておく
ここまで集団討論当日のコツについて書いてきましたが、やっぱり大学入試は恋愛と同じ。
最後の決め手になるのはテクニックではなく人間としての深みです。
日頃から新聞や、志望学部で出題されそうなテーマの本を読んで知識を貯めておきましょう。
現代文の用語集や、小論文対策のテーマ別参考書などもとても役立ちます。
今からでも遅くはないので毎日1記事に目を通す習慣をつけましょう。
資料請求を侮ってはいませんか?大学受験は”情報戦”です。
高校3年生までに大学の資料請求をしたことがあるという方は全体の過半数以上を占めており、そのうち約8割以上もの方が5校以上まとめて請求しているそうですよ!
★株式会社リクルートのサービスで安心!
★資料請求は基本無料!
★校種やエリアごとにまとめて請求
★送付先の入力だけ、たった1分で完了!
★10月31日まで!最大500円分の図書カードGET!
折角のチャンスをお見逃しなく!
↓ 資料請求希望は下の画像をクリック ↓
集団討論で成功するためのコツまとめ
今回は討論型の大学入試の評価ポイントやコツについて紹介しました。
集団討論は、上記で説明した5つのコツを場面や討論の内容に合わせて使用する事でグッと評価が上がります。
逆に、目立とうと司会を選択し周りの反感を買ったり、ディベート力を見せつけようと自分本位になってしまうと悪い評価に繋がりかねません。
コツだけでなく日々コツコツ積み上げた知識もとても大切です。
討論の練習と知識を増やすことの両方を意識して受験に臨みましょう。
また大学入試の評価ポイントを考えるというのはあらゆる入試の形に当てはまる考え方でもあります。
志望校を口説き落とせるように頑張っていきましょう!