大学入試の集団面接の流れやコツは?入退室のやり方もご紹介!
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ここ最近ではAO入試や推薦入試などで多くの大学が面接での評価を取り入れています。
筆者も中学受験で集団面接を経験し、ドアを閉め忘れ、代わりに閉めてくれた子を僻んでブツクサと独り言を言っていたら見事に落とされたほろ苦い経験があります。
面接で躓きその傷を一生引きずる人をこれ以上増やしたくないので、この記事では集団面接のコツや流れ、マナーについてお話していきます。
最後までご覧いただけたら幸いです。
志望校に合格できるか不安なら…
集団面接の流れとマナー

集団面接の流れってどうなっているのだろう?まずトレイを取って、うどんを注文して、天ぷらやいなりを選んでお会計するのか?と丸亀製麺の流れとごっちゃになっている人も多いと思います。
ここではそんな皆さんのために集団面接がどう進んでいくのかをご紹介していきます。
大まかな流れ
集団面接の大まかな流れは、控室→入室→着席→面接→退室、となっています。
控室にいるときから退室するまでずっと面接試験は行われていると思ってください。
一瞬も気が抜けませんね。ずっと緊張が続くため、部屋を出た瞬間の達成感もひとしおなのでしょうなあ。
控室での注意点
控室からすでにもう面接は始まっているのです。あなたはずっと見られているのです。
控室のマナーで気を付けるべきこととしては
①おしゃべりをしたりスマホを見たりしない
②悪い姿勢をとらない
③服装や身だしなみに気を遣う
の3点です。
控室で騒がしくしていると「周りの受験生のことを考えない協調性のない人間」と、スマホばかり見ていると「やる気がなく感心できない人材だ」というマイナスイメージを与えることになります。
試合前のボクシング選手のように、イメトレや自分との対話をして静かに待ちましょう。
また悪い姿勢も「態度が悪い」と思われるのでやめましょう。足を組んだり手遊びしたりはもってのほか。きちんと背筋を伸ばし、やる気に満ち溢れたフレッシュな受験生を演出しましょう。
面接に臨む際は制服もしくはスーツ(やそれに準ずる格好)がほとんどです。その着こなしがキチンとできているか確認しましょう。シャツが出ている、ボタンが閉まっていないなどは確実に悪印象です。
髪型や爪の長さなどは控室ではもう手遅れなので、面接の前までに清潔感のある長さにそろえておきましょう。
入室時のマナー
入室時、退出時に躓く受験生は多いです。ここでのマナーをしっかり確認しておきましょう。
入室の流れとしては、グループや受験番号順に呼ばれ、先頭の人がドアを開け、一人ずつ「失礼します」と挨拶をしていき、最後の人がドアを閉める、というのが基本です。
入室時の注意点としては
というのが挙げられます。
挨拶をしながら礼をしてしまったり、ドアを閉め忘れたりなどがないようにしましょう。
着席時のマナー
入室した後は、面接官が「お掛けください」というまでは、自分の席の横(前)で待機するようにしましょう。
座る合図が出た後に一礼するのも忘れずにしてくださいね。
ここも控室と同じで悪い姿勢を取るのはNGです。背もたれにがっつりもたれず、こぶしは軽く握って膝の上、足は開きすぎないようにしましょう。貴乃花関くらい開くのは絶対にだめです。
面接時のマナー
集団面接では、挙手制で当てられることもあれば、順番に当てられたり指名されたりすることもあります。
が、どのような当てられ方でも全員が回答するまでは進まないのが一般的です。どのような順番でも答えられるように自分の回答をしっかり用意するようにしましょう。
面接時に気を付けることとしては
- 面接官の目を見て、口角を上げて話す
- 顔などを触らない
- ぼそぼそと話さず、聞き取りやすいように話す
- 脱線せずに、質問にきちんと答える
- 長く話しすぎない
などが挙げられます。
退室時のマナー
受験生たるもの、最後の最後まで見られているという意識を持たなくてはなりません。
退室時に気にするべきこととしては
- 立ち上がった後に「ありがとうございました」と挨拶をする
- ドアに一番近い人が先頭になって退室する
- 順番を譲り合いすぎない
- 退室するときに「失礼しました」と言い、一礼する
- 最後の人はドアを閉め忘れない
などが挙げられます。
面接に手ごたえがあったからと言ってガッツポーズをしたり、最後に気が緩みドアを閉め忘れたりなどということをしてはもったいないです。
立つ鳥跡を濁さずというように、最後まで美しい所作を保ったまま退室しましょう。退室した瞬間に「終わったー」などと騒ぎ立てるのもマナー違反です。
集団面接で聞かれがちな内容

ここでは大学入試の集団面接でよく聞かれる質問の例をご紹介していきたいと思います。
ここで挙げられる質問の回答はしっかり準備して、入試本番で聞かれたら脊髄反射で答えられるように練習しておきましょう。
大学・学部の志望理由
この質問は基本中の基本です。どれほど熱い気持ちをもってその大学、その学部の入試にのぞんでいるかをアピールするチャンスタイムとなるので、しっかり回答を準備しておきましょう。
たとえその大学が滑り止めだったとしても、いかにも第一志望ですよ感を出しておくのがいいでしょう。決して「滑り止めで安心しておきたかったからです!!」とは言ってはなりません。ま!嫌な子!!といって落とされてしまいます。
その大学や学部の教授が力を入れている研究やアドミッションポリシー、などと絡めて回答すると印象はいいでしょう。
大学入学後にしたいこと
この質問もかなり聞かれることが多いです。大学入学後にしたい勉強や、勉強以外に取り組みたいことなどが問われますね。
志の高い人材を大学側も合格させたいと思っているはずなので、自分の将来のビジョンがかなり明確であることをアピールしていきましょう。
お酒と量産型ファッション、薄っぺらいトーク術を武器にモテモテ街道をひた走りたいなどという欲望ダダ漏れなことを正直にいうのはNGです。なるべくお堅く、アカデミックなことを言うのが吉なのではないでしょうか。
高校時代について
自分が高校時代に力を入れていたことや印象に残った学校行事なども頻出事項です。
高校時代に力を入れていたことについて、1を100にして話すことはOKですが、0を100にして話すのはダメです。ボロが出てしまいます。
大げさすぎず、ありのまますぎない丁度いい盛り具合を探っていきましょう。
また、学校行事についても、「文化祭が、、、楽しかったです!!(鼓膜をつんざく大声)」などと本当に楽しかったことだけ言うのは良くありません。その行事を通してどのようなことを得たのかということを話し、デキる人っぽい回答をしましょう。
時事問題
最近気になっているニュースについても聞かれることがあります。
ここで芸能人のゴシップなどについて語るのはNGです。そういうのはバイキングM○REやミ◯ネ屋の仕事なので、受験生諸君は意識高そうな外交問題や日本社会の動向、政治の問題に触れるようにしましょう。
思想が強すぎる回答は控えた方が良いでしょう。
ここではいかにアカデミックなニュースに関心を持っているかをアピールしましょう。
自己PR
この質問では自分の優れているところや実績などを紹介しましょう。
自分の特技や長所を俺はすごいんだという態度で堂々とハキハキと話しましょう。自分がこの大学に入学するのにふさわしい人材であると思わせなければなりません。
筋肉自慢のために脱ぎ出したり、美声自慢のために歌い出したり、喧嘩自慢のために面接官を殴り出したりなどの非常識な行動はとらず、その場で大きなインパクトをの起こせるような長所を発表しましょう。
集団面接のコツ

集団面接ではどのように振る舞えばいいのかわからずてんやわんやになってしまいそうという受験生の皆さんのために、押さえるべきポイント、集団面接のコツをご紹介いたします。
メリハリをつける
やはり話す時と聞くときのメリハリはとても大事です。
他の受験生が一生懸命しゃべっている途中に我が我がと遮って喋るのは絶対にしてはいけません。
また、聞く態度というのも見られています。他の人が話している間に、手遊び、貧乏ゆすり、ストリートファイターのモノマネ等はしてはいけません。昇竜拳の真似事などをしていると自分が他の人の話を遮って挙手しているように思われてしまいます。
大学で講義を聞く態度を面接で見られているのだと思い、しっかり他の受験生の受け答えにも耳を傾けましょう。
予め出そうな質問の答えを用意しておく
先ほど挙げた大学受験の面接で頻出の質問についてはしっかり回答を考えているのが鉄則です。
その場のノリで行けるっしょなどと軽く考えていたら、志望動機を聞かれた時に、「えーっと、うーんと、あのー、楽しそうだからです!」といった、大学生が住む木造ボロアパートの壁よりも薄い回答をする事になってしまいます。
面接を受ける前にしっかりと自分の回答をもち、聞かれた際には新作発表会のジョブズのごとくスラスラ流暢に話せるようにしましょう。(立ち上がってウロウロする、ジーンズに黒Tはご法度)。そのために練習をしておきましょう。
目立とうとしすぎるのはNG
時たま、面接は自分を覚えてもらうための場所だと考え、奇を衒った回答、ボケに走りすぎた回答をする受験生がいますが、これらは確実に面接官には悪い印象を残すことになります。
志望動機を聞かれたときに「自分のおじいちゃんがこの大学の柱の一部になっているから」「そこに大学があったから」「モンゴルには、力士のゲルはちょっとデカいっていう諺があるのさ、そういうこと。」といった大喜利や支離滅裂な発言をしていると、こいつは真剣にこの大学に向き合っていないということになります。
無難な回答の中に少し自分らしさを表現するのがいいでしょう。
また、前に答えた人が自分が用意していた回答と同じことを言っていた、ということも十分考えられます。そんなときもパニックにならずに自分の答えに自信をもって回答しましょう。
焦りを見せるよりかは、人と被ってもハキハキと答える方が好印象です。
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集団面接 まとめ
さて、これまで集団面接の流れや頻出の質問、コツについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
流れを頭に入れておく、出そうな質問には答えを用意しておくことで余裕を持って面接に臨むことができます。
筆記試験には準備がいるように、面接にも対策が必要です。学校や予備校の先生、家族や友達などを相手に受け答えの練習をしておくことが大切です。
この記事を読んでくださった受験生の皆様が自信をもって面接に臨めることを願っています。最後までご覧いただきありがとうございました。