歯学部の選び方は?注意点・参考データについても徹底解説!
「歯科医師になりたい!」「歯科に関する研究や勉強をしたい!」
歯学部や歯学科などに進みたいと考えている学生さんは非常に多いと思います。
ですが、『どんな大学がいいの?』『たくさん歯学部はあるけど、どうやって選んだらいいの?』といった疑問も同時に浮かんでくるでしょう。
今回は、そんな歯学部の選び方の分からない学生さんのために、歯学部の選び方について解説していきます。
是非最後までお読みください!
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注意:最終的に決めるのは『自分』ということは忘れない!
選び方の紹介に入る前に、まずはこの記事を読む上での注意点を解説しておきます。
歯学部に進学するとなる場合、国公立でも学費は350~400万円、私立では1800万円~3000万円ほど学費がかかります。
まずこれだけの金額のお金が動くことをしっかりと認識してください。
何となく進んだ、親や先生に言われたので入学した、など雰囲気やその場の空気に流されて入学してしまうと、歯科医師や研究員になるための努力も続かず結局辞めてしまったり……などとなりかねません。
自分の目的をしっかりと確認したうえで、本当に歯学部に進みたいのか?6年間勉強することやその後のキャリアについて、もう一度よく考えてみてください。歯科医師や研究員になるには継続した努力が必要になります。
ここから先は、本当に『歯科医師になりたい。歯学に関する研究をしたい。』と目的がある方のみ読むようにしてください。
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おすすめの歯学部の選び方は?【3つの選び方】
歯学部の選ぶ上でのポイントは、全部で3つあります。
『学費で決める・自分の感触で決める・歯科医師国家試験の合格率で決める』の3つです。ひとつずつ紹介していきます。
※また、今回の記事はあくまで参考までにお読みください。最終的に進路を決めるのはすべてあなた自身です。
歯学部の選び方①:学費で決める
歯学部の選び方の一つ目は、『学費を考慮して決める。』です。
日本国内で歯科医師養成課程を持っている大学は、全部で29大学(国立11、公立1、私立17)ありますが、私立大学に進学する場合の学費は約1800~高くて3000万円ほど。ポンと出せるような金額ではありません。
一方、国立大学に進学した場合の6年間の学費は350万円ほど。私立大学のおおよそ1/5~1/8に相当します。
学費はなるべく抑えたいと言った場合、必然的に国公立歯学部・歯科大学を目指すことになるでしょう。
歯学部の選び方②:自分の感触で決める
歯学部の選び方の二つ目は、『自分の感触で決める。』です。
歯科医師になるためには、「歯科医師」免許を取得する(国家試験に合格する)必要があるわけですが、まず歯科医師国家試験を受験するためには歯学部又は歯科大学を卒業している必要があります。
受験資格を得る、つまりそもそものスタート地点に立つためには大学を卒業しなければならないのですが、大学へ6年間通えなかったらスタート地点にも立てないわけです。
キャンパスの雰囲気や感触、授業スタイルの好みなどだけで決めるのは注意すべきですが、『ここなら6年間しっかりと通えそうだ。ここなら最後までやり切れそう!』など感覚的な部分もしっかりと考慮すべきでしょう。
歯学部の選び方③:歯科医師国家試験の合格率で決める
歯学部の選び方の三つ目は、『歯科医師国家試験の合格率で決める。』です。
こちらは解説しなくてもタイトルだけで分かりそうな内容でもありますが、『歯科医師免許の取得確率が高い大学』へ進学できれば試験合格率も上がりやすいです。
教えるのが上手な講師がいる大学、国家試験の突破のために力を入れている大学なども選ぶ上では非常に重要になります。
大学のパンフレットなどでしっかりとデータを集めることが大事になってきます。
歯学部を選ぶ上での参考データ
歯学部を選ぶ上で、『学費・感触・試験合格率』が大事だと書かせていただきましたが、ここからは参考になるデータを紹介いたします。
学費や合格率はひとつの記事にまとめられますが、雰囲気や感覚はあくまで個人的なものため記事にするには厳しいと判断しました。
キャンパスの雰囲気や教室の感触、設備、授業などはオープンキャンパスへの参加やパンフレットの資料請求などをすることをお勧めします。受験・進学などする際の参考にしてみてください。
歯学部データ①|全国の歯学部・学費一覧
ここからは全国計29歯学部の学費について紹介していきます。
また、奨学金を利用する場合などに関しましては、注意して受けるようにしましょう。
▼奨学金に関するおすすめ記事
国立歯学部の学費
国立の大学に関しては、文部科学省が定めた学費の基準があるため全学校一律の料金となっていました。
国立大学の歯学部は『北海道大学・東北大学・東京医科歯科大学・新潟大学・大阪大学・岡山大学・広島大学・徳島大学・九州大学・長崎大学・鹿児島大学』の11校になります。大学名 | 初年度の学費 (入学金など込み) | 6年間の学費 |
---|---|---|
国立の歯学部すべて | 81万7千8百円 | 349万6千8百円 |
公立歯学部の学費
公立で歯学部のある大学は、日本に九州歯科大学のみとなっていました。
大学名 | 初年度の学費 (入学金など込み) | 6年間の学費 |
---|---|---|
九州歯科大学 | 81万7千8百円 県外在住:105万5千8百円 | 349万6千8百円 県外在住:373万4千8百円 |
私立歯学部の学費
私立大学の初年度の学費と、6年間の学費をまとめました。
学費が安い順に並んでいます!
大学名 | 初年度の学費 (入学金など込み) | 6年間の学費 |
---|---|---|
朝日大学 | 353万8千5百円 | 1918万1千円 |
明海大学 | 351万2千円 | 1931万2千円 |
奥羽大学 | 405万円 | 2155万円 |
北海道医療大学 | 410万円 | 2460万円 |
神奈川歯科大学 | 395万円 | 2700万円 |
昭和大学 | 450万円 | 2700万円 |
福岡歯科大学 | 550万円 | 2725万円 |
松本歯科大学 | 428万円 | 2736万円 |
岩手医科大学 | 610万円 | 2760万円 |
鶴見大学 | 515万円 | 2790万円 |
日本大学松戸歯学部 | 690万円 | 2940万円 |
愛知学院大学 | 614万1千円 | 2954万1千円 |
大阪歯科大学 | 575万円 | 3150万円 |
日本歯科大学(新潟生命歯学部) | 573万円 | 3138万円 |
日本歯科大学 | 573万円 | 3138万円 |
日本大学 | 690万円 | 3160万円 |
東京歯科大学 | 945万7千円 | 3214万2千円 |
歯学部データ②|歯科医師国家試験・合格率TOP5
歯学部・歯科大学の中で、歯科医師国家試験の合格率が最も高かった大学TOP5をまとめました!
(国公立・私立どちらも含む。)
大学名/国公私立 | 合格率 |
---|---|
東京歯科大学/私立 | 96.4% |
東京医科歯科大学/国立 | 96.1% |
北海道大学/国立 | 86.4% |
大阪大学/国立 | 85.7% |
九州歯科大学/公立 | 82.4% |
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歯学部の選び方は?|まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は歯学部の選び方や、選ぶ上での注意点についてご紹介させていただきました。
もう一度重要だった部分をざっとおさらいします!
- 歯学部を選ぶ3つのポイントは『学費・感触・試験合格率』
- 私立・歯学部で一番学費の安いのは朝日大学(1918万1千円)
- 国家試験合格率が一番高いのは私立・東京歯科大学(96.4%)
また、これらのデータや選び方の指針はあくまで参考に過ぎず、最終的な判断は自分で行うという点も重要なポイントでしたね!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!