教育ローンと奨学金は併用可能?申し込み方法や申請時期はいつ?

大学進学するにあたって、お金の問題は解決しておかなければいけません。

一番に知られているのは奨学金制度ですが、条件や使用用途が制限さえていることから利用できない人もいます。

そういった人たちのために設けられたのが教育ローンです。奨学金と比べ用途は幅広く審査基準も優しくなっています。

ここでは奨学金との違い、国と民間の教育ローンの違いをご紹介していきます。


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教育ローンと奨学金の違いは?

教育ローンと奨学金の違いは?

大学に合格したからと言って、すぐに大学に入学できるわけではなく授業料と入学金を納めなければいけません。

まとまったお金が必要であり、金銭の問題で進学を諦める人が出ないよう国は教育ローンや奨学金制度を用意しています。

お金を借り入れるという意味では同じですが、教育ローンと奨学金では内容が全く異なります。

まずはどちらを借り入れいるか適切に判断するために、教育ローンと奨学金の違いを見ていきましょう。

教育ローンと奨学金では借主が違う

教育ローンと奨学金では、借主の対象が異なります。教育ローンの借主は学生の保護者であり、返済義務は保護者に生じます。

一方で奨学金の借主は学生本人です。卒業後に返済していくのは学生になります。

こういった事情で、借り入れの際の審査対象が生徒なのか保護者なのかで変わります。

借り入れ条件が異なる

教育ローンと奨学金では借り入れる際の条件が異なります。前述した通り、借り入れの際の対象が奨学金の場合は学生本人になります。

教育ローンの場合の審査対象は世帯収入の上限額できまります。具体的には子どもが1人の世帯収入が790万円以下、2人の世帯収入が890万円以下、3人の世帯収入が990万円以下である場合、審査の条件をクリアしています。

教育ローンの利息は2019年度現在は年1.78%の固定金利となっており、一般的なローンより良心的な設定となっています。

奨学金の場合は、第一種と二種があり、借り入れ条件や利息が異なります。

奨学金第一種(無利息)の場合

第一種は利息が付かないので元本を返済するだけですみますが、その分借り入れの条件が厳しくなっています。

高校の成績が5段階中3.5以上であり、世帯収入が657万円以下(世帯数3人の場合)である必要があります。

第一種奨学金は借入金額が月2万円~6.4万円の間で借り入れることができます。

ただし、第一種奨学金は条件が厳しいので、第二種奨学金と併願するのが一般的です。

奨学金第二種(利息付)の場合

奨学金の第二種は学力審査が平均水準より上である必要があります。

世帯収入が1,009万円以下(世帯数3人の場合)の場合に借り入れ条件を満たします。

借り入れ可能金額は月3万円、5万円、8万円、10万円、12万円の区分で借りることができます。

第一種とは違い、利息が0.01%~0.27%の水準で着きますが、一般的な利息を比べて遥かに良心的な利率となっています。

教育ローンと奨学金では支払われ方や支払われるタイミングが違う

教育ローンは一括でまとまった金額を借り入れる一方で、奨学金は月単位で振り込まれます。

教育ローンは入学前でも借り入れることができる一方で、奨学金は入学後に振り込まれる仕組みになっています。

教育ローンは審査期間が短く(約10日間)、申請が許可されてから振り込みまでの期間も短い(許可が下りてから約10日間)のが特徴です。

その理由として、教育ローンと奨学金では使用目的が異なるからです。

教育ローンと奨学金の使用用途の違いを知っておく

教育ローンと奨学金はどちらも借り入れではありますが、奨学金は使用用途が限定されています。

奨学金は月々振込であることから、授業料の支払や生活費にあてる目的で支給されます。

一方で、教育ローンの場合は受験料や入学金と言ったまとまったお金が急に必要になった時などに利用されるので、入学前にも借りることができます。

教育ローンはアパートの敷金・礼金や教材、PCの購入目的など、奨学金と比べ幅広い用途で使用することができます。

そのため、教育ローンの方が審査が早く、申請許可後は素早く振り込まれるのが特徴です。

支払いのスタートが教育ローンと奨学金では異なる

教育ローンと奨学金では、返済のタイミングが異なります。

教育ローンの場合は、借り入れた翌月から返済がスタートします。

一方で、奨学金は学生に返済義務があるため、在学中の場合は返済を延期することができ、その分の利息は発生しません。

奨学金の場合、返済の延期ができたり、返済金額を減額することもできます。

教育ローンと奨学金は併用できる?賢い併用方法とは?

前述した通り、教育ローンと奨学金では使用目的も条件も異なるので、併用することは可能です。

奨学金と教育ローンでは、奨学金の方が利息は低いため、長期的にかかるお金(授業料)は奨学金で補い、一時的に必要なお金(受験料や入学金、教材費等)は教育ローンにあてるのが賢い併用方法です。

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教育ローンの申し込み方法は?

教育ローンの申し込み方法は?

日本政策金融公庫が提供している国の教育ローンは1年を通して受け付け対応しています。ただし、入学資金の申し込みについては入学月の翌月までとなっています。

申し込みには2、3カ月の余裕を持って申し込みすることが推薦されています。

教育ローンの融資申し込み方法

教育ローンは最寄りの 日本政策金融公庫 国民生活事業窓口インターネットでの申し込みも対応しています。

日本政策金融公庫のサイトへ行き、メールアドレスを登録します。URLが記載されたメールが届くので、そのページに飛ぶと登録フォームになります。

必要事項を記入した後、メールが届きます。

用意しておく必要書類

教育ローン審査に必要な書類として、「身分証明できるもの(運転免許証やパスポート)」「借入申込書」「住民票の写し、または住民票記載事項証明書」「預金通帳(直近6か月分以上)」「直近の源泉徴収票か確定申告書(控)」が必要となります。

入学資金の借り入れに必要な書類として、「合格が確認できる書類(合格通知書や入学許可証)」が必要です。

在学中の場合は、学生証や在学証明書といった「在学を確認できる書類」「使い道が確認できる書類(学校案内や授業料納付通知書)」が必要となります。

これらの書類が準備できたら、日本政策金融公庫の各支店に郵送します。

審査後の手続き

申し込みが完了した後は審査が開始され、10日前後審査結果が書類で郵送されます。審査が通った場合「ご融資のお知らせ(兼借用証書)」が同封されています。

契約の際に「印鑑証明書」「預金口座振替利用届」の書類を別途日本政策金融公庫に提出します。

問題がなければ、10日前後で指定口座に入金されます。

教育ローンの金利や期間、返せなくなったらどうなる?

教育ローンの金利・機関や返せない時やキャンセルはできる?

国の教育ローンの金利は2019年度現在1.78%の固定金利です。

期間は最大15年間で、在学中の場合は元金据え置きで利息のみの支払いが可能です。

返済期間の優遇処置もあり、世帯収入が200万円以下や母子・父子家庭である場合などは、最大18年間に延長することができます。

返済が不可能になった場合はどうなる?

一般的なローンは団体信用保険に加入しており、万が一借主に返済が困難になった場合は保険がカバーしますが、国の教育ローンは保険加入していません。

何らかの事情(病気や他界など)で返済が不可能になってしまった場合、返済責任が配偶者か学生自身に移るので、その点注意が必要です。

申請してからキャンセルはできる?

借入の申請をして、審査が通った後でも借入のキャンセルをすることが可能です。

希望する場合は申し込みをした店舗に連絡しましょう。

また、借り入れの金額や返済期間の変更元金据置の有無に関しての変更も申し込みした店舗に相談すれば対応してくれます。

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国の教育ローン以外の色々

国の教育ローン以外の色々

国の教育ローンは固定金利で1.78%と好条件ではありますが、その分審査が難しくなっているため、借り入れできない場合もあります。

国の教育ローンや奨学金の審査に落ちた場合でも、他の教育ローンに申し込んだり併用することが可能です。

国の教育ローン以外もご紹介します。

学校が提携している教育ローンがある

学校提携している教育ローンも存在します。

その違いは直接学校に学費が支払われる点です。保護者はローン会社に支払いをし、ローン会社は直接大学へ金額を納入します。

借主は保護者になり、申込は随時受け付けています。

返済方法も通常返済から繰り上げ返済親子リレー返済(在学時は保護者が、卒業後は子供が返済)といった支払い方法があります。

利用目的は「学校に支払うもの」に限られるため、大学によって利用できない分野があります。

利息は大学によって異なるので、チェックしてみましょう。

参照:「学校提携教育ローン オリコ学費サポートプラン」

その他のも様々な民間の教育ローンがある

教育ローンは国だけでなく、民間企業でも様々な教育ローンが用意されています。

例え奨学金や国の教育ローンの審査に落ちたとしても、民間企業の教育ローンに通る可能性があります。

民間の教育ローンの特徴として、利息が高い代わりに審査基準が優しく、借入可能な最高金額が1,000万円など高くなっています。

ほとんどの機関が審査期間が数日しかかからないため、急な入用の際に活躍してくれます。

国と民間の教育ローンの保証料の違い

国と民間の教育ローンの保証金の違い

国の教育ローンには連帯保証人の代わりに、公益財団法人の保証期間を利用することが可能です。

ご融資額100万円あたり18,182円~75,587円の金額が発生します。

一方で、民間の教育ローンには保証料がない教育ローンも存在します。そういったところは利息が高く設定されている場合があるので、返済シュミレーションで必ず確認した上で申し込みをしましょう。

教育ローンと奨学金についてまとめ

教育ローンとは?奨学金と併用できる?

国の教育ローンや奨学金は一般的なローンと比べ良心的な利息で借り入れが可能です。

民間は利益を出さなければいけませんが、国の奨学金や教育ローンは金銭による進学困難者を救うための処置だからです。

賢く進学するためにも、教育ローンや奨学金についての知識をきちんと理解しておきましょう。

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